1年を通してさまざまな昆虫と出あえる「ぐんま昆虫の森」
生きものと触れ合い、自然への理解を深めて欲しいという願いから2005年に誕生した「群馬県立ぐんま昆虫の森」。その広さは約45ヘクタール、東京ドーム10個分にもおよび、畑や雑木林、小川など、生きものが暮らしやすいフィールドが整備されています。昆虫をテーマにした施設は県外にもありますが、大自然の中で昆虫を観察できる、全国的にもめずらしい体験型教育施設です。
里山の風景が再現されたフィールドには、チョウやバッタ、トンボ、カブトムシのほか、最近は見ることの少なくなった、希少な存在の虫たちも生息しています。春から秋にかけて園内は虫取り網を持った子どもたちでにぎわい、県内外から年間12万人が訪れます。
冬は野外で昆虫を探すのが難しい季節ですが、「ぐんま昆虫の森」の「昆虫観察館」では、季節を問わずたくさんの昆虫たちと出あうことができます。わくわくしながら、ほぺたんが館内を進んで行くと、ゲンゴロウやカマキリ、タガメといった日本にすむ昆虫をはじめ、虹色の光沢を持つカブトムシなど、めずらしい海外の昆虫たちが次々と現れました。
「昆虫観察館」を探検しよう!
めずらしい昆虫を展示
沖縄などの亜熱帯の自然を再現した温室には、緑が生い茂り、日本最大級のチョウ、オオゴマダラが優雅に飛びまわっています。鳴き声をたよりにカエルの姿を探すほぺたん。木の枝や葉っぱのかげにも、さまざまな虫が隠れています。
1年中チョウが舞う温室
さらに、「昆虫観察館」では、2019年1月5日から2月24日まで「昆虫たちの冬越し展」が開かれます。冬のあいだ、昆虫たちは目立たない場所でひっそりと暖かくなるのを待っています。昆虫たちの世界をこっそりのぞいてみましょう。
冬越しをする昆虫を紹介
週末には、本物のカブトムシやクワガタムシに触れるイベントや飼育室探検ツアー、工作体験など、いろいろなプログラムが開催されています。昆虫の飼育方法や生態を学ぶ講座は、リピーターの人気が高く、予約でいっぱいになるほど。このほか、園内に建つかやぶき屋根の古民家では、竹馬やコマなど昔の遊びを楽しめます。定期的にイベントも行われており、伝統的な季節の行事を体験することができます。
かやぶき民家で昔の遊びを体験
「ぐんま昆虫の森」からの帰り道で見つけた「カフェ ミルカ」。北海道出身のオーナーがふるさとの食材を厳選して手づくりするスイーツが人気のお店です。北海道の大自然で暮らす放牧牛のミルクでつくったソフトクリームは一度食べたら虜になるおいしさ。自家製のワッフルコーンや、パンケーキとの相性も抜群です!
住所…みどり市大間々町桐原284-2
営業時間…11時~17時
定休日…月曜・火曜(電話でご確認ください)
TEL…090-6499-3151