るっく&WALK

NO.215 嬬恋村「鹿沢温泉」(2020年7月号)

雲居の湯の写真

鹿沢温泉 湯本 紅葉館「雲居の湯」

るっく&WALK in 中之条町

雪山賛歌発祥の地「鹿沢温泉」

今回ほぺたんがやって来たのは、嬬恋村の「鹿沢温泉」。湯ノ丸山の中腹にある鹿沢温泉と、そこから湯尻川を下ったところにある新鹿沢温泉から成る温泉地です。その昔、傷ついた鹿が温泉で傷を癒しているのを猟師が発見し、鹿沢とよばれるようになったとか。

「鹿沢の湯は体を丈夫にする」とされ、江戸から明治時代にかけて湯治場として賑わいましたが、大正7年の大火で温泉街が消失。「紅葉館」だけが残り、他の温泉宿は現在の新鹿沢温泉に移転しました。

新鹿沢温泉の写真

新鹿沢温泉

長野県東御市新張から、地蔵峠を越えて鹿沢温泉に通じる道沿いには、一町ごとに、一番から百番まで百体の観音様が祀られています。湯治のために険しい山道を通う人々は、観音様に守られながら、鹿沢温泉にたどり着いたということです。

百番目の観音様とほぺたんの写真

百番目の観音様とほぺたん

百番目の観音様の横にあるのが、鹿沢温泉の湯本「紅葉館」。雪よ岩よ――の歌い出しが有名な「雪山賛歌」発祥の地でもあります。大正15年、京都大学山岳部がスキー合宿で紅葉館を訪れた際に作ったのがこの曲で、メンバーの中には、後に南極越冬隊の初代隊長となる西堀栄三郎氏もいました。

雪山賛歌の碑の写真

雪山賛歌の碑

紅葉館は明治2年に創業し、2013年にリニューアルしましたが、風情ある浴室は昔のまま。「打たせ湯と湯舟だけの簡素な風呂ですが、お客様はこれが良いと仰ってくださいます」と、5代目主人の小林さん。源泉かけ流しの湯は43℃と熱めで、体の芯まで温まります。宿の一角には蕎麦処「上州喜庵 雨過山坊」があり、ご主人の弟さんが手打ちするおいしい蕎麦と、日帰り温泉のセットが人気です。

もりそばのセットの写真

日帰り温泉ともりそばのセット

標高1300~1500mの高原地帯にある鹿沢温泉。夏はキャンプ、ハイキング、秋は紅葉狩り、冬はスキーやスノーシューなど、1年中楽しみがあります。6月下旬から7月初旬にかけては、湯ノ丸高原を朱色に染めるレンゲツツジ群落も見ものです。アウトドアを満喫し、鹿沢の湯につかって、心身ともにリフレッシュしましょう!

休暇村嬬恋鹿沢キャンプ場の写真

休暇村嬬恋鹿沢キャンプ場

湯ノ丸高原のレンゲツツジの写真

湯ノ丸高原のレンゲツツジ

編集だより

もったいない博士の森の写真

鹿沢温泉から車で約20分、森の中に不思議なスポットを発見!魔女や妖精、古代生物など、怪しくも愛らしいオブジェがそこかしこに。しかも、動いている ?! ――ここは、廃棄物で作品を制作する廃材アーティスト、高橋耕也氏のミュージアムです。現在も工事中で、訪れるたびに進化しているそう。ショップもあり、表札などのオーダーも受け付けていますよ。

もったいない博士の森
住所…吾妻郡嬬恋村大笹2194-11
営業時間…10時~17時
TEL…080-5025-2872
定休日…不定休
http://monozukin.art.coocan.jp/

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  • 一部取材先より画像をお借りしています。