藤岡市の鬼瓦 観光ぐんま写真館提供
各地の名所や特産品を描いたご当地マンホール。そのデザインや由来を紹介する「マンホールカード」をご存じですか?現地で無料配布され、集めて歩く楽しみは街の新たな発見につながります。今回から、カードを手にほぺたんと群馬を巡りましょう!
第一回は藤岡市。カードには古墳文化を伝える埴輪と須恵器、そして鬼瓦が描かれています。「どうしてこの3つなのかな?」ほぺたんは謎を解こうと藤岡歴史館へ。市文化財保護課の軽部さんに話を聞きました。
配布場所:道の駅「ららん藤岡」内 藤岡市観光案内所
「藤岡市には1500基以上の古墳があり、その数は東日本屈指です。古墳時代、この地はヤマト王権の屯倉(みやけ)(直轄地)とされ、古墳を築ける力を持つ豪族が多く住んでいました。山と川に囲まれ、良質な粘土や燃料の木材、三波石などの石材にも恵まれていたため、ものづくりが発達していました。渡来人によって窯の技術が伝わると、硬く焼きしめた須恵器もつくられ、藤岡は埴輪や土器の一大生産地へと発展したのです」
館内には、旧石器時代から中世までの出土品を展示。石器や土偶、高さ1mを越える大型円筒埴輪、「笑う埴輪」に、ほぺたんは目をキラキラ。
ほぺたん、藤岡歴史館へ!
歴史館は、かつて270基が集まった白石古墳群の中にあります。6世紀の古墳では東日本最大級の七輿山古墳(ななこしやまこふん)や、水玉模様に石が積まれた石室が美しい伊勢塚古墳など、個性豊かな古墳に出会えます。
古墳時代が終わると瓦づくりが始まり、屋根に魔除けとして飾られる鬼瓦もつくられました。地元の土と薪を使い、だるま形の「だるま窯」で焼き上げる藤岡瓦は、関東の町々をいぶし銀の輝きで彩ってきました。昭和50年代以降、産業は縮小しましたが、瓦職人や鬼瓦を手彫りする鬼師の技は今も受け継がれています
伊勢塚古墳の石室
最後にほぺたんは、市の花である藤の名所「ふじの咲く丘」へ。全長350mにおよぶ藤棚、45種の藤がそろう見本園があり、春は紫や白、ピンクの花が咲き競います。「藤岡ふじまつり」も開催され、ふじの即売会や物産市、野外コンサートなどでにぎわいます。
ふじの咲く丘
「食べられる鬼瓦」があると聞き、創業121年の和菓子店へ。種類豊富な和菓子が並ぶ中、鬼瓦型の最中や焼き菓子が目を引きます。迫力ある鬼の意匠は、藤岡の鬼師で「現代の名工」の山口茂氏によるもの。中でも人気は最中にサブレ生地を詰めた「鬼サブレ」で、香ばしい皮とバターの風味、サクサク食感が重なる逸品です。

虎屋本店
住所…藤岡市藤岡138
TEL…0120−32−0118
営業時間…9時30分~18時
定休日…無休(元旦のみ休み)