るっく&WALK

NO.274 桐生織物の今にふれる(2026年7月号)

ノコギリ屋根の写真

桐生のノコギリ屋根

るっく&WALK in 桐生市

桐生織物の今にふれる

ほぺたんがやって来たのは、三方を赤城山と足尾の山々に囲まれる桐生市。足元のマンホールには、白滝姫、ノコギリ屋根、かさね色目の意匠が、艶やかな色づかいで描かれています。織物の技をこの地に伝えた姫の伝説や、色を重ねて生まれる着物の美――京都西陣と並び栄えた織物のまちの物語が広がります。

○○○マンホールの写真

配布場所:桐生市役所 平日/水道局下水道課土日祝/本庁舎1階宿直室)

土蔵や町家が残る通りを歩いていると、ふと現れるギザギザの屋根。ノコギリ屋根の織物工場です。光を取り入れるためのつくりで、明治から昭和初期に多く建てられました。ベーカリーやワインセラーに姿を変えた建物もあれば、今も織機を動かし続ける工場もあります。

そのひとつが1953年創業の井清織物。4代目夫婦が手がけるブランド「OLN(オルン)」は、今では数少ない旧式のジャカード織機を使い、暮らしに寄り添う織物を生み出しています。ほぺたんは工房併設のショップへ。ガシャン、ガシャンと織機の音が響くなか、帯をはじめストールやバッグ、ふきん、コースターなどが並びます。織りの凹凸から生まれるジャカード織ならではの豊かな表情と、使い心地のよさが魅力です。

OLNショップの写真

OLNショップ

創業145年。織物から刺繍、さらにアクセサリーへと進化を重ねる工場も。訪れたのは、刺繍メーカー・笠盛が手がけるブランド「OOO(トリプル・オゥ)」のファクトリーショップ。刺繍でつくられた繊細なイヤリングやブローチに、ほぺたんも目を輝かせます。真珠のようなネックレスも、実は糸でできたもの。刺繍で球体をつくるという発想から誕生しました。
「ここにあるものは地元の職人と一緒につくっているんです。アクセサリーを通して、職人の仕事や産地の魅力を伝えられたら」(笠盛・野村さん)

アクセサリーの写真

OOO(トリプル・オゥ)のアクセサリー

ノコギリ屋根の工房を巡ったあとは、ひと風呂。レトロな街並みに溶けこむ「一の湯」は、明治期に織物工場で働く人たちのために開かれた銭湯。2018年に一度幕を閉じるも、桐生に魅せられた移住者の手でよみがえりました。薪で焚いたやわらかな湯に、歩き疲れた体もゆるみます。

ほぺたんと一の湯の写真

ほぺたん、一の湯へ!

編集だより

おいしそうな店構えに惹かれてこちらへ。栗のような形の「栗まんじゅう」と、卵入り生地の「カステラまんじゅう」を店頭で焼いています。香ばしく焼き上げた薄めの生地に、自家製の粒あんがぎっしり詰まり、思わず顔がほころぶおいしさ。創業80年、桐生の人気店です。

藤掛屋栗まんじゅう店の写真

藤掛屋栗まんじゅう店
住所…桐生市錦町2-5-2
TEL…0277-45-0630
営業時間…11時~売切れ次第終了
定休日…火曜

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  • 一部取材先より画像をお借りしています。
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