伝統的なお祭を見よう!
群馬県邑楽郡に位置する大泉町は、総面積約18平方キロメートル。県内でいちばん小さい町ですが、大泉町には伝統的な風習や海外からやってきた新しい文化など、たくさんの魅力がつまっています。多彩な魅力にあふれる大泉町をほぺたんが訪ねました!
ほぺたんが最初にやってきたのは、小泉町駅から徒歩5分の距離にある「社日稲荷神社(しゃにちいなりじんじゃ)」です。土の神様を祀る神社では、毎年、春には豊作を願い、秋には収穫に感謝するため、「社日祭」が行われます。お祭の日になると、神前に熱湯を沸かした大きな釡が用意されます。神官は、笹を使って窯の中の熱湯を全身に浴びながら神託を仰ぎます。全国的にもめずらしいこの神事は「探湯神事(くがたちしんじ)」と呼ばれ、本来、人間の心の善悪を探るものだったのだとか。現在は、家内安全や厄難除けの神事として受け継がれており、神事で使われた笹は参拝者が持ち帰りお守りにするそうです。
社日稲荷神社
樹齢300年を超える御神木
外国人が多く暮らす町としても知られる大泉町。ブラジルを中心に約50カ国の国籍の人々が暮らしており、海外の文化を身近に感じることができます。
ほぺたんは、町民の憩いの場となっている 「いずみ緑道 花の広場」へ。ここでは、「活きな世界のグルメ横丁」が定期的に開催されています。ブラジル名物のシュラスコをはじめ、ヨルダンやエジプトなど、世界各地の料理がずらりとならび、毎回、たくさんの人々でにぎわいます。
町を南北に横断する、いずみ緑道
活きな世界のグルメ横丁
大泉カルナバル
また、大泉町では、年に一度、「大泉カルナバル」が開催されています。華やかな衣装で踊りを競い合うサンバコンテストは、まさに本場さながらの雰囲気です。2016年は、11月6日に開催される予定です。
このほか、大泉町では、ブラジルの伝統的な家庭料理が味わえるレストランをはじめ、現地直輸入の食品や雑貨をあつかうお店がたくさんあります。異国情緒あふれる大泉町を訪ねてみませんか?
場所…社日稲荷神社(大泉町城之内1-8-18)
開催日…3月・9月の第4日曜
場所…いずみ緑道 花の広場(大泉町坂田2-1)
開催日…毎月第4日曜(8月28日、9月25日、10月23日、11月27日)
時間…11時~17時 ※季節により変更あり
TEL…0276-61-2038[大泉町観光協会]
場所…大泉町文化むら(大泉町朝日5-24-1)
開催日…平成28年11月6日
※詳細は大泉町観光協会のホームページなどでご確認ください
外国語で書かれた看板があふれる大泉町。ブラジルの食材を扱うスーパーマーケットに立ち寄ってみると、スパイスを効かせたハムやソーセージ、カラフルなパッケージのお菓子など、さまざま商品でいっぱい。店内には外国語が飛び交い、まるで海外を旅しているような気分を味わうことができました!
■次回は上毛かるた「な」の札をご紹介します。