るっく&WALK

NO.204 下仁田町「下仁田町あじさい園」(2019年6月号)

咲き誇るアジサイの写真

3万平方メートルの敷地に2万株のアジサイが咲き誇る

るっく&WALK in 下仁田町

梅雨の季節の風物詩

6月の花といえば何を思い浮かべますか。梅雨のあいだ、しっとりと美しく咲くアジサイを頭に描く人が多いのではないでしょうか。アジサイは日本原産の植物で、古くから日本人に親しまれてきました。日本最古の歌集『万葉集』にはアジサイを詠んだ歌が2首あり、大伴家持(おおとものやかもち)の歌では色が変わりやすく実を結ばない花として、橘諸兄(たちばなのもろえ)の歌では八重咲きのめでたい花として、対照的なアジサイの特徴が描かれています。日本から海外へ伝わったアジサイは、品種改良によって次々と新種が生み出され、世界中で愛されるようになりました。

アジサイの写真

梅雨を彩るアジサイ

「下仁田あじさい園」へやってきたほぺたん。「下仁田あじさい園」は、下仁田インターチェンジを降りてすぐ、国道254号沿いの北向き斜面にあります。この場所であじさいの植栽が始まったのは2004年のことです。関東一のあじさい園をつくろうと、町が中心となり活動を開始。2006年に地域に住む人々が「紫陽花を育てる会」をたちあげ、町ぐるみで園内の整備を進めてきました。

現在、「下仁田あじさい園」に植えられているアジサイの数は2万株。見頃を迎えると、青や紫、白、ピンクなど色とりどりのアジサイが園内いっぱいに咲き誇ります。

咲き誇るアジサイの写真

色鮮やかに咲くアジサイ

2019年6月8日から7月7日までの間、園内では「あじさい祭り」を開催。6月9日のオープニングイベントでは、さまざまな催しが行われます。毎週末、「下仁田あじさい園」の一角にお店がならび、地元の新鮮な野菜や花、民芸品など、おみやげを買うことができます。最終週にはあじさいの切り花のプレゼントも予定されています。

下仁田町を一望する景色の写真

園内から下仁田町を一望

サルスベリの写真

アジサイに続きサルスベリも開花

きれいなアジサイをたっぷりと観賞したほぺたんは、次の目的地を決めるため「下仁田町観光案内所」へ立ち寄りました。下仁田町には、動物と触れ合える「神津牧場」や世界遺産の「荒船風穴」、高さ20メートルの『日本一のだいこく様』が建つ「中之嶽(なかのたけ)神社」、下仁田駅周辺の「昭和レトログルメ」、自然に囲まれた日帰り温泉「荒船の湯」など、魅力的な場所がたくさん。気になるスポットを見つけたら、遊びに出かけましょう!

下仁田町観光案内所前の写真

下仁田町を遊びつくそう!

編集だより

道の駅しもにたの写真

「下仁田町観光案内所」のお隣には「道の駅しもにた」があります。農産物の販売はもちろん、2018年のリニューアルオープンによって『道の駅グルメ』が充実。地元食材を生かしたコロッケから手づくりピザ、ラーメン、定食、焼き立てパン、神津牧場の牛乳を使ったスイーツまで。どれにしようか迷うのも楽しい時間になりそうです。

道の駅しもにた
住所…甘楽郡下仁田町大字馬山3766-11
営業時間…9時~18時
定休日…毎月第2火曜(祝日の場合は翌日)
TEL…0274-82-5858

地図
  • 掲載した店舗・施設は、定休日以外に臨時休業となる場合もあるので、ご了承ください。
  • 一部取材先より画像をお借りしています。