前橋市敷島公園門倉テクノばら園
美しい姿と香りから、花の女王と称されるバラ。園芸種だけでも3万種以上あるとされ、多彩さも魅力のひとつです。見頃は春と秋。たくさんの種類が一斉に咲く春に比べ、秋は花数が少なく、花の大きさも小ぶりですが、香りが強く、色鮮やかに咲きます。バラ愛好家の中では、秋バラこそがバラ本来の色、香りとして重宝されるのだとか。
そんな秋バラを見ようと、ほぺたんがやって来たのは「前橋市敷島公園門倉テクノばら園」。敷島公園の松林に囲まれた園内には、約6百種7千株のバラが植わっており、現代バラのモダンローズ、古い品種のオールドローズ、イングリッシュローズなど、さまざまなバラを楽しむことができます。
秋バラを見にきたほぺたん
前橋オリジナルのバラ「あかぎの輝き」
園の真ん中にあるモダンローズのゾーンは、日本、ドイツ、フランス、イギリスなど、世界各国のバラの園。一輪一輪、咲き姿と香りを楽しみましょう。ほぺたんが目を留めたのは、色のグラデーションがきれいな「あかぎの輝き」。前橋市オリジナルの品種で、蕾から満開になるにつれ、花びらが黄色からオレンジ、赤へと変化する珍しいバラです。
園の奥はオールドローズ、右手はイングリッシュローズのゾーン。華麗なモダンローズとは趣の異なる、楚々とした佇まいの香り豊かなバラが咲いています。さらに園内を巡れば、葉が山椒にそっくりな「サンショウバラ」、真っ赤な「棘」が美しいバラなど、個性豊かなバラの世界を楽しむことができます。
園内には、糸の町、前橋の歴史をしのぶ「前橋市蚕糸記念館」や、熱帯植物を観賞できる「温室」もあります。敷島公園には、ボート池やこども広場もあります。あわせてお楽しみくださいね!
松林に佇む「前橋市蚕糸記念館」
バラや熱帯植物を展示する「温室」
前橋市敷島公園門倉テクノばら園では、10月中旬~11月初旬に「秋バラフェスタ」を開催。バラのライトアップやバラ苗の販売、物産展などが催されます。中でもおすすめは、「バラガイド」さんによる園内の案内(無料、予約不要)。バラの奥深い魅力を発見でき、ばら園巡りが何倍も楽しくなることうけあい。ぜひ体験してみてください!
秋バラフェスタのライトアップ
秋バラが咲く園内