るっく＆WALK

NO.242 富岡市「妙義グリーンホテル＆テラス」（2023年4月号）

妙義山の絶景と湯を満喫 妙義グリーンホテル＆テラス

下仁田町・安中市・富岡市の境界に、屏風のようにそそり立つ奇岩群。「日本三大奇景」のひとつに数えられる妙義山です。その起源は600万年前の火山活動にさかのぼり、堆積した火山噴出物が長い年月をかけて風雨に削られ、今の形となりました。自然が生み出した神秘的な山容は人々を惹きつけ、古くから山岳信仰の山としても知られています。

そんな妙義山の絶景を一望できる温泉があると聞いて、ほぺたんがやって来たのは「妙義グリーンホテル＆テラス」。1994年に開業した、ゴルフ場併設のリゾートホテルです。地下2000mの自家源泉から湧く「長寿の湯」は、もともとゴルフ客のために掘削されましたが、泉質と眺望の良さから評判が広がり、今では温泉を目当てに訪れる客が大半を占めています。

ほぺたんは、地下一階大浴場へ。湯船につかると真正面に、荒々しくも美しい妙義山が鎮座しています。山に見惚れながら湯浴みをしていると、肌がツルツルしてきました。それもそのはず、湯には美肌効果のある炭酸水素イオンが、なんと2万mg／kg以上含まれているのです。美人の湯ともよばれる所以です。

さらに妙義山を満喫するなら、快適な環境でキャンプ泊ができる、ホテル敷地内のグランピング施設に宿泊するのもおすすめ。温泉を利用できるのはもちろん、食事の準備・片付けなど、ホテルのサービスを受けながら手軽にアウトドア体験を楽しめるので、若者から中高年まで幅広い層に人気です。

「何よりの贅沢は、遮るものが何もない、迫力ある妙義山の眺望です。とくに、岩肌が真っ赤に染まる朝焼けは感動しますよ。ぜひ、自然の中で、非日常の時間と温泉をお楽しみください」（支配人・塩野さん）。

春は、妙義山と桜のコラボレーションも見もの。山頂近くにある「群馬県立森林公園さくらの里」は、妙義山をバックに45種5,000本の桜が植えられ、4月初旬から下旬頃まで花期が続きます。広場やあずまや、遊歩道が整えられ、お花見散策にぴったりです。

編集だより