るっく&WALK

NO.253 富岡市「群馬県立自然史博物館」(2024年5月号)

常設展示室の写真

1階の常設展示室

るっく&WALK in 富岡市

迫力満点の展示が見もの 群馬県立自然史博物館

生命や海、山、川、土、石など、自然界のあらゆる事象を研究する学問を「自然史」とよびます。群馬県立自然史博物館は「見て、さわって、発見する」をテーマに、地球と生命がつむいできた46億年の歴史、そして群馬県の豊かな自然を臨場感あふれる展示で紹介。貴重な標本を間近に見たり、さわったり、生き物の鳴き声を聞けたりと、自然史を楽しく学ぶことができます。

群馬県立自然史博物館の外観写真

群馬県立自然史博物館の建物

圧巻なのは、恐竜の時代を再現するエリア。高さ12mの天井いっぱいに首をのばすブラキオサウルスをはじめとする大型恐竜の標本や、迫力あるティランノサウルス(ティラノサウルス)の実物大ロボットなど、さまざまな恐竜に出会えます。ガラスの床越しに俯瞰できる、トリケラトプスの発掘現場を再現した展示も必見です。

ほぺたんの写真

恐竜の足の化石にさわるほぺたん

ほぺたんは、群馬の自然を紹介するコーナーにも興味しんしん。武尊山をモデルにしたブナ林や尾瀬ヶ原湿原、茂林寺沼湿原などのジオラマが展示される空間は、群馬の自然の縮図のよう。身近なところにも、多様な生き物や植物が息づいていることに気づかされます。

他にも、世界中から収集した動物・植物・鉱物などの標本にふれることができる「ダーウィンの部屋」、ペキン原人やネアンデルタール人のジオラマが印象的な「自然界におけるヒト」コーナーなどもあり、一度では見尽くせないほど充実した内容です。
「親子はもちろん、夫婦や一人でじっくり見て回るなど、いろいろな楽しみ方ができるのも当館ならでは。展示についてわからないことがあれば、ぜひ、展示室に常駐する解説員に聞いてみてください。話を聞きながら学べば、よりいっそう楽しめますよ」(教育普及係・橋本さん)

ジオラマの写真

中を歩けるブナ林のジオラマ

博物館近隣には、世界遺産の富岡製糸場もあります。明治5年に先端技術を導入して創業し、昭和62年まで操業して日本製糸業を牽引しました。木骨煉瓦造の建造物群は創業時の様子を今に伝え、多くの見学者を迎えています。今年は世界遺産登録から10周年を迎え、記念行事を開催予定です。

富岡製糸場の写真

世界遺産の富岡製糸場

編集だより

富岡製糸場の帰り、抹茶ソフトの看板に惹かれてお茶専門店に寄り道。神津牧場のソフトクリームを使用した抹茶ソフトは、濃厚なのにあっさりとして美味!ドリンメニューもあり、一休みにぴったりです。茶器も豊富にそろい、急須がなくてもお茶を楽しめるアイテムが若い人に人気です。

茶のまるいち園
住所…富岡市富岡1152
営業時間…9時~18時
定休日…水曜
TEL…0274-62-3211
※ソフトクリーム、ドリンクメニューはテイクアウト可

  • 掲載した店舗・施設は、定休日以外に臨時休業となる場合もあるので、ご了承ください。
  • 一部取材先より画像をお借りしています。
地図