るっく&WALK

NO.157 甘楽町(2015年5月号)

甘楽町南西部の秋畑那須地区では、毎年4月中旬から5月上旬まで、400匹の鯉のぼりが新緑の中を悠々と泳ぐ姿が見られます。

許諾第05-010901号

るっく&WALK in 甘楽町
かんらちゃんのイラスト

神流町名水が流れる城下町を歩く

江戸時代、城下町として栄えた甘楽町小幡地区。歴史ある街には、どのような当時の面影が残されているのでしょうか?ほぺたんと一緒におさんぽへでかけました!

まず訪れたのは、群馬県内に唯一残る大名庭園「楽山園」。江戸時代、各藩の大名たちは競い合うように立派な庭園をつくりました。庭園の中心に池をつくり、その周りを歩きながら四季折々の美しさを楽しんだのだとか。「楽山園」には当時の茶屋が復元されており、そこから見渡す景色はお殿さま気分に浸れると評判です。

園内のカキツバタの写真

5月に花を咲かせる園内のカキツバタ

楽山園 中門の写真

楽山園 中門

道幅14メートルの中小路の写真

道幅14メートルにおよぶ中小路

喰い違い郭の写真

喰い違い郭

次に、ほぺたんは、武家屋敷などが並ぶ「中小路(なかこうじ)」へと歩いていきました。広い道幅は、かつてこの地域を統治した織田家の格式の高さを表しています。また、通りの角には「喰い違い郭(くるわ)」と呼ばれる石積みがあります。これは、戦に対する防備としてつくられたものといわれています。

甘楽町を南北に流れる雄川堰(おがわぜき)。生活用水や灌漑用水として古くから利用され、日本名水100選にも選ばれています。ほぺたんは、古い家並みを眺めながら、雄川堰沿いを歩きました。

雄川堰に面して建つ「お休み処 信州屋」は、明治時代後期に建てられた古民家を活用しており、いにしえの旅情がたっぷり。観光案内カウンターもあるので、街歩きの途中にぜひ立ち寄ってみてください。

雄川堰の写真

雄川堰

お休み処 信州屋の外観

お休み処 信州屋

最後に、おなかが空いたほぺたんは、「道の駅 甘楽」へ。きじ肉、もちきびを炊き合わせた「桃太郎ごはん」は、地元で20年以上愛されてきた味。さらに、新名物の本格石窯焼きピザもあります。甘楽町と姉妹都市協定を結ぶイタリアのチェルタルド市で修業を積んだ職人さんが焼き上げるピザは、外側はカリッと、中はもちもちとした食感。店内では、イタリアから直輸入されたワインやオリーブオイルなども販売されています。甘楽町産の農産物とともにおみやげにいかがでしょうか?

道の駅 甘楽の写真

道の駅 甘楽

桃太郎定食(松)の写真

桃太郎定食(松)

轟みそピザの写真

轟みそピザ

訪ねた場所の情報

地図

楽山園

甘楽郡甘楽町大字小幡648-2
開園時間…9時~17時(11月~2月は16時まで)

  • 入園は閉園時間の30分前まで
    休園日…年末年始

観覧料…高校生以上300円、中学生以下無料
0274-74-4795

お休み処 信州屋

甘楽郡甘楽町大字小幡7
開館時間…10時~16時※季節によって変更あり
休館日…月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
0274-74-6061

道の駅 甘楽

甘楽郡甘楽町大字小幡444-1
営業時間…売店9時~18時、お食事処11時半~16時
休業日…1月1日
0274-74-5445

編集だより

2015年度の「るっく&WALK」のテーマは、「群馬 再発見!」。コープぐんまが災害時・見守り協定※を締結している町村と、「上毛かるた」の札に取り上げられているテーマを隔月でご紹介します。知っているようで、実は知らない群馬の魅力をご紹介していきますので、お楽しみに!

  • 災害時協定…災害発生時、行政からの要請を受け食料品や生活必需品などを優先的に供給
  • 見守り協定…コープデリ宅配の配達先で地域住民の異変等を察知した場合、行政に連絡
  • 掲載した店舗・施設は、定休日以外に臨時休業となる場合もあるので、ご了承ください。
  • 一部取材先より画像をお借りしています。

■次回は上毛かるた「り」の札をご紹介します。