許諾第05-010901号
群馬県が誕生したのは、今から145年前のこと。1871(明治4)年、すべての藩が廃止され、代わりに県がおかれました。その後、群馬県は、いくつかの地域との統合を重ね、1876(明治9)年にほぼ現在の形となりました。その面積は約6362平方キロメートル。これは全国の都道府県の中で21番目の大きさです。
上毛かるたで「つる舞う形の群馬県」とうたわれる群馬県のシルエット。ちょうど「つる」の心臓部にあたる位置に県庁が建っています。県庁にやってきたほぺたんは、1階の玄関ホールで「つる舞う形」を見つけました!直径2メートルを超えるアート作品は、黒御影石で「つる舞う形」をあらわしており、その名も「けんのかたち」と呼ばれています。
群馬県庁へ!
群馬県庁 昭和庁舎
エレベーターに乗り込んだほぺたんは、次に26階へ向かいました。26階には、群馬県の地形を再現したジオラマがあります。群馬県は、その面積の約6割を森林におおわれています。西部から北部にかけて関東山地や三国山脈などの山地が連なり、南東部には関東平野が広がります。県土を1万2000分の1のサイズで再現したジオラマの上を歩いて、変化に飛んだ群馬県の地形を実感してみましょう!
群馬県の地形を再現
次に、ほぺたんが向かったのは32階の展望ホールです。地上127メートルにある展望ホールからは、周辺の街並みや山々を見渡すことができます。北側の窓から見下ろしたほぺたんは、ここでも「つる舞う形」を発見!それは前橋公園にある「さちの池」でした。群馬県をかたどったこの池は、1959(昭和34)年に当時の皇太子殿下のご成婚を記念してつくられたそうです。
前橋公園 さちの池
「上毛かるた」がつくられた1947(昭和22)年まで歴史をさかのぼると、群馬県の人口は160万人ほどでした。この数にあわせて、「上毛かるた」の初版では「力あわせる百六十万」とうたわれました。その後、人口が増えるにつれて札の数は4度書きかえられ、1993(平成5)年に「力あわせる二百万」となりました。
上毛かるた「ち」の札
人口が増え産業も発展するなか、群馬県からたくさんの偉人が輩出されました。実は、群馬県からは全国で戦後最多となる4人の内閣総理大臣が誕生しています。県庁の昭和庁舎にある特別展示室では、群馬県出身の内閣総理大臣の功績、歴代知事や県内のできごとについて知ることができます。
昭和庁舎 特別展示室
(注)2016年10月1日時点で群馬県の人口は196万6381人
おなかが空いた取材班は、昭和庁舎1階にある「G FACE CAFE」で昼食。ハンガリー発祥の伝統料理「グヤーシュ」のランチセットを注文しました。パプリカとトマトで煮込んだスープは具がたっぷり。セットの自家製パンやサラダ、ドリンク、デザートにいたるまで、こだわりが詰まった料理はまさに絶品でした!
住所…前橋市大手町1-1-1 昭和庁舎1F
営業時間…9時半~18時
休業日…不定休(お問い合わせください)
TEL…027-243-1586
■次回は上毛かるた「か」の札をご紹介します。