許諾第05-010901号
赤城山、妙義山とともに上毛三山のひとつに数えられる榛名山。その起源は20万年前にさかのぼります。最初に、大噴火によって烏帽子(えぼし)岳、掃部(かもん)ヶ岳、天目(てんもく)山などの山々と榛名湖が出現。その後、榛名富士が形成され、6世紀の噴火で二ツ岳ができて現在の形になったといわれています。
榛名山は、古来、神の宿る聖地とされてきましたが、1924年(大正13年)に榛名湖を含む山頂一帯が県立公園に指定されると、憩いの場として親しまれるようになりました。
さらに昭和に入ると、キャンプを楽しむ人々の姿が増え、たくさんのテントが立ち並んだ湖畔はまるで村ができたような賑わいだったのだとか。その様子が上毛かるたの札に描かれました。
榛名富士を背にした榛名湖
榛名山へやって来たほぺたんは、山の中腹にある榛名神社をまず訪ねました。榛名神社ができたのは、今から1400年以上前。上毛かるた「ぬ」の札に登場する塩原太助も、その昔、お参りしたことがあるという歴史のある神社です。背後に巨大な岩がそびえ立つ本殿はとても風格があります。
榛名神社
榛名山で遊ぼう!
続いて、ほぺたんは榛名湖へ。湖岸にはペダルボートや手漕ぎボートがずらり。ゆっくりと湖上の景色を眺めたい方には、白鳥の形をした遊覧船がおすすめです(榛名湖1周約20分)。また、トテ馬車に乗って、のんびりと湖畔を周遊することもできます(榛名観光案内所前~ロープウェイ榛名高原駅往復約20分、榛名湖1周約1時間)。
トテ馬車
榛名富士の山頂までは徒歩1時間ほどですが、ロープウェイを使えば山頂からの眺望を気軽に楽しめます。山頂にある「榛名富士山神社」は、良縁や安産にご利益があるといわれています。
榛名山ロープウェイ
ロープウェイの東側には、散策にぴったりの遊歩道があります。季節の花々を眺めながらのんびりと歩いてみませんか?7月には、ユウスゲがさわやかな黄色の花を咲かせます。ユウスゲは夕方から咲きはじめ翌朝にはしぼんでしまうので、夕方16時頃の観賞がおすすめです。
さらに、夜になると、湖の周りでホタルの姿を見ることもできます(見頃7月中旬)。
毎年7月から9月にかけて、榛名山では、トライアスロン、バス釣り、スワンボートレース、梨まつり、音楽祭など、さまざまなイベントが開催されます。夏の思い出づくりに足を運んでみてはいかがでしょうか?
榛名湖のそばに建つ、榛名山の歴史や動植物を紹介する「ビジターセンター」。そのお隣には、休憩にぴったりの「榛名ロッジ」があります。おすすめは、生地にそば粉を使ったおやき。定番の野沢菜のほか、くるみ味噌、かぼちゃなど、6種類の具から選べます。水辺の風景を眺めながら、ゆったりとしたひと時を過ごしませんか。
住所…高崎市榛名湖町845
営業時間…9~17時
休業日…不定休
TEL…027-374-9516
■次回は上毛かるた「う」の札をご紹介します。