ごあいさつ

代表理事 理事長 大貫晴雄の写真

組合員の皆さまには、日頃よりコープぐんまの店舗、宅配、共済、福祉、サービス、電気小売事業等をご利用いただき誠にありがとうございます。また、組合員活動や募金の取り組みなどにも多くの皆様にご参加・ご協力いただいていることに対して心から感謝申し上げます。

1月1日に発生した能登半島地震では多くの方が被災されました。改めて被害を受けられた皆さまに心からお見舞い申し上げるとともに、お亡くなりになられた方々に哀悼の意を表します。引き続き組合員の皆さまとともに復興、復旧に向けて支援を続けてまいります。

新型コロナ感染症は、昨年5月より5類に引き下げられ、インバウンド消費を含め、国内消費が活性化する期待はあるものの、不安定な国際情勢や円安基調などを背景として、エネルギー、食料品、資材などの価格が上昇を続け、家計を圧迫しています。農業や酪農などにも大きな影響を与え、景気の不透明感は続き、消費者のくらしは厳しさを増しています。コープぐんまは貧困と不平等の解消、持続可能な経済・社会の実現に向けて、様々な団体や行政の皆さまとも協力しながら組合員のくらしを守る取り組みを進めています。

世界に衝撃を与えたロシアとウクライナの衝突は膠着状態に陥っており、出口が見えないまま長期化しています。またイスラエルとイスラム組織ハマスによるパレスチナ・ガザ地区での紛争の勃発など国際情勢は更に軍事的な緊張感が高まっています。昨年広島市で開催されたG7サミットでは、「核兵器のない世界」の実現へ向けた「広島ビジョン」をまとめました。引き続き、世界の人々の平和とよりよい生活のために、戦争や被爆の実相の継承を着実にすすめ、平和と核兵器廃絶への願いを広げていきたいと思います。

コープぐんまでは、多くの皆さまの協力により、各所の子ども食堂やフードドライブ、大学生への支援、更に共同募金会への寄付を行いました。また、組合員サポーターの協力による奨学金制度が設立され、15名の奨学生への支援が開始できました。コープぐんまは助け合いの組織として様々な団体への支援を今後も継続したいと考えています。

これからも組合員とのつながりを大切に、地域とともに力を寄せ合って「誰一人取り残さない社会」を目指して事業と活動をすすめていきたいと考えています。また組合員・働く仲間とともに検討をすすめてきた「ビジョン2035」コープぐんまの「ありたい姿」の実現に向けて、2024年度を第一期中期計画初年度と位置づけ活動をすすめたいと考えています。この総代会がそんな想いを共有できる場になることを願っています。どうぞよろしくお願いいたします。

代表理事 理事長 大貫晴雄