るっく&WALK

NO.171 南牧村(2016年7月号)

南牧村の夏の風物詩、大日向の火とぼしの写真
るっく&WALK in  南牧村
南牧村マスコット「なんしぃちゃん」

山里で感じる夏の涼

清流の流れる南牧村をたずねたほぺたん

清流の流れる南牧村へ!

周囲を山々が囲み、四季折々の美しい風景を見ることができる南牧村(なんもくむら)。本格的な夏の到来を前に、ほぺたんは自然豊かな南牧村を訪ねました!

まず南牧村の名所「蝉の渓谷」にやって来たほぺたん。吊り橋の上から見下ろすと、両側から岸壁が迫る谷間に、清らかに澄んだ川の流れが見えました。南牧川の清流は、アユやイワナの宝庫。河原には涼やかな風が吹き渡り、釣りや水遊び、バーベキューなど、夏の思い出づくりにぴったり。また、南牧川やその支流には、大小さまざまな滝があり、ひとつひとつ表情の異なる滝を眺めながら、散策してみるのもおすすめです。

毎年8月14、15日には、南牧川にかかる大日向橋の上で「大日向の火とぼし」が行われます。火とぼしは400年以上もの歴史を持つ県内最大規模の火祭り。暗闇に浮かびあがる炎の輪はとても幻想的です。

南牧川で水遊びする様子

南牧川で水遊び

蝉の渓谷の写真

蝉の渓谷

次にほぺたんが向かったのは「南牧村民俗資料館」。廃校になった小学校の校舎には、江戸時代に砥石を生産するため使われていた道具や、明治時代に地域の主産業であった養蚕やこんにゃく、和紙などに関わる道具など、地域の歴史や文化を伝える品々が所狭しと並べられています。村内から集められた展示品の数は約4000点。そのうち1031点が国の登録有形民俗文化財に指定されているのだとか。どんな暮らしをしていたのかな?古い時計や電話、制服、雛人形などもあり、昔の人が使っていた道具を見ていると想像がどんどんふくらみます。

南牧村民俗資料館を見学するほぺたん

南牧村民俗資料館を見学

昔懐かしい道具の写真

昔懐かしい道具がいっぱい

南牧村での1日を満喫したら、最後は「道の駅オアシスなんもく」へ。村で採れた新鮮な野菜はもちろん、特産の炭を練りこんだこんにゃく、旬の食材を使った手づくりの郷土料理など、ここにしかない商品も買うことができます。おみやげ探しやお食事にぜひお立ち寄りください。

道の駅オアシスなんもくの外観

道の駅オアシスなんもく

手づくりのおやつや惣菜の写真

手づくりのおやつや惣菜を販売

まち歩き情報

地図

蝉の渓谷

住所…甘楽郡南牧村砥沢(県道93号線沿い)

南牧村民俗資料館

住所…甘楽郡南牧村大字羽沢93
開館時間…10時~16時
休館日…月・火曜、祝日
入館料…無料
TEL…0274-87-2417

道の駅オアシスなんもく

住所…甘楽郡南牧村大字千原3-1
営業時間…10時~18時(12月~2月:17時まで)
定休日…火曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
TEL…0274-87-3350

※水遊びスポットや滝めぐり、火とぼしの詳細は、南牧村ホームページを参照ください。

編集だより

南牧川は、村の中央を西から東へ流れ、鏑川、利根川に注ぎます。南牧村を訪ねると、清流の川音が心地よく聞こえてきました。取材時は初夏の緑で覆われていた蝉の渓谷ですが、秋になると美しい紅葉が見られることでも有名です。四季の移ろいともに変わる風景を探しに、南牧村を再訪したいと思います。

  • 掲載した店舗・施設は、定休日以外に臨時休業となる場合もあるので、ご了承ください。
  • 一部取材先より画像をお借りしています。

■次回は上毛かるた「た」の札をご紹介します。