るっく&WALK

NO.234 倉渕町「倉渕温泉」(2022年6月号)

すりばち荘の湯の写真

倉渕温泉「長寿の湯」内湯

るっく&WALK in みなかみ町

女将さんにも癒される 倉渕温泉「長寿の湯」

榛名山の西の麓に湧く「長寿の湯」。女将の川崎節子さんが一人で宿をきりもりしています。
湯の起源は300年昔の江戸時代。ほんのり黄色い湯色から「たまご湯」と呼び親しまれていたとか。源泉は、宿の横を流れる川の向こう岸にあり、そこには湯のご利益に感謝して旅人が安置したと伝わるお薬師さんが、今も静かに佇んでいます。

宿の外観写真

宿の外観

時の流れの中で埋もれてしまった温泉を蘇らせたのは、節子さんの夫の秀夫さんでした。ダム建設の仕事で倉渕を訪れた秀夫さんは、冬なのに雪が解けている場所に気づき、そこに佇む薬師像を見つけ、「温泉があるに違いない」と3年がかりで掘削し、昭和の終わりに源泉を掘り当てました。秀夫さんは、みんなに喜ばれる宿を開くという夢を叶え、1991年に温泉旅館を開業。当初は他人に経営を任せていましたが、経営危機に陥いったことから、節子さんが60歳を前に女将になることを決意。それから約20年、慣れない仕事や経営難など数々の困難にあいながら、持ち前の明るさでいつも前向きに乗り越え、秀夫さん亡き後も、温泉と宿を守り続けてきました。

ほぺたんの写真

ほぺたん「長寿の湯」へ!

檜の湯船になみなみ注がれる湯は、何とも優しくやわらかです。「腰が痛くても、この湯に浸かれば翌日また元気に働ける」と近隣の農家の方々にも喜ばれているそう。宿は食事処としても利用でき、山菜料理、かつ丼、いわなの唐揚げ、手づくり蒟蒻などなどメニューも豊富。もちろん、腕をふるうのは節子さんです。
「料理がおいしい、いいお湯だったよ、と褒められると嬉しくて頑張れるの。私の夢は、夫が残した宿を元気な限り続けることね」と節子さんはにっこり。

女将の川崎節子さんの写真

女将の川崎節子さん

素敵な女将さんと別れて、ほぺたんが次に向かったのは「倉渕せせらぎ公園」です。目当ては、県内最大級94.5mのループ式ローラースライダー。眺望の良い丘の上から、風をきって滑り降りる体験は爽快です。他にも、ジェットスライダーやザイルクライミングなど楽しい遊具がいっぱい。芝生広場で一休みも気持ちいいですよ。

公園の写真

倉渕せせらぎ公園

編集だより

川の駅上野の写真

道の駅内「食堂おもてなし処 小栗」でランチ休憩。驚いたのは、何杯でもおかわりしたくなるほどの白米のおいしさ。実は、倉渕町は山間部にありながら、豊かな水田地帯が広がる隠れた米どころ。収穫後の稲を天日干しにした「はんでえ米」が名産です。お米は道の駅でも購入でき、倉渕産米でつくる「おはぎ」もおすすめ!

道の駅「くらぶち小栗の里」
住所…高崎市倉渕町三ノ倉296-1
TEL…027-384-8282
営業時間…9時~22時(施設によって異なります)
定休日…第2木曜

  • 掲載した店舗・施設は、定休日以外に臨時休業となる場合もあるので、ご了承ください。
  • 一部取材先より画像をお借りしています。
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