るっく&WALK

NO.264 八ッ場ダムを探検!(2025年6月号)

八ッ場ダムの写真

高さ116m、幅290m、総貯水容量1億750万m3の八ッ場ダム
写真協力:利根川ダム統合管理事務所

るっく&WALK in 長野原市

八ッ場ダムを探検!

群馬県北部から千葉県銚子市まで流れる日本で2番目に長い川、利根川。流域には日本の総人口の10分の1にあたる約1300万人の人々が暮らし、その水は1都5県で約3000万人の飲料水として利用されています。もし、利根川で洪水や水不足が起きたら大変です。そうした被害を防ぐために、水量を調節するダムがつくられてきました。2020年に完成した八ッ場ダムもその一つです。

八ッ場ダムは68年の長い年月を経て、利根川の支川・吾妻川の中流域にある長野原町に建設されました。洪水被害の軽減や水道水の供給、水力発電など、私たちの暮らしを支える大切な役割を担うほか、ダム見学やダム湖でのアクティビティを楽しめるレジャースポットとしても親しまれています。今回は、ほぺたんと一緒に八ッ場ダムを歩いてみましょう!

最初にほぺたんが訪れたのは、ダム最上部の天端てんば。高さ116mの眺望を楽しむことができます。ダムの上流側に広がるのは、ダム完成にともない誕生した「八ッ場あがつま湖」。下流側をのぞくと、放流水が勢いよく流れこむ吾妻川のダイナミックな光景が目にとびこんできます。

八ッ場ダムとほぺたんの写真

ほぺたん、八ッ場ダムへ!

次に、ほぺたんはエレベーターでダムの下へ降りてみました。真下からダムを見上げ、その大きさにびっくり!さらに、ダムの地下にある「八ッ場発電所」も見学。ここでは臨場感あふれるプロジェクションマッピングを無料公開し、水力発電の仕組みを楽しく学ぶことができます。

プロジェクションマッピングの写真

八ッ場発電所のプロジェクションマッピング

ダム見学の後は、「なるほど!やんば資料館」を訪れてみましょう。このダムが地域の方たちの多大な協力によって築かれた歴史を伝える展示や、ダムの技術を解説する模型や映像があり、ダムへの理解がさらに深まります。

なるほど!やんば資料館内の様子

なるほど!やんば資料館

八ッ場あがつま湖で水上アクティビティを楽しむのもおすすめ。カヌーやSUPなど水上アクティビティが充実し、中でも、道路も湖上も進める水陸両用バスを楽しめるのは、群馬県ではここだけです。レジャーの後は湖畔の川原湯温泉で癒されましょう。

にゃがてん号の写真

水陸両用バス「にゃがてん号」

編集だより

川原湯温泉駅前の遊び施設。カフェでランチをいただき、取材後は柔道の創始者・嘉納治五郎も愛したという川原湯の名湯に癒されました。クラフトビールの醸造所もあり、レンタサイクル、カーシェアも利用可。SUPやカヌー体験も楽しめるなど、八ッ場観光の拠点におすすめです。

笹湯カフェの料理の写真

「遊びの基地NOA」笹湯・笹湯カフェ
住所…吾妻郡長野原町大字川原湯223-5
TEL…090-6942-1223
営業時間…笹湯:12時~18時(最終受付 17時)
     笹湯カフェ:10時~17時30分(ラストオーダー 17時)
定休日…月曜・火曜(月曜が祝日の場合は火曜・水曜休み)

  • 掲載した店舗・施設は、定休日以外に臨時休業となる場合もあるので、ご了承ください。
  • 一部取材先より画像をお借りしています。
地図