中止の滝の氷瀑
標高1000m~1500m級の急峻な山々に囲まれ、総面積の9割以上が森林という大自然が今も残る上野村。村を流れる神流川は、川底を泳ぐ魚がくっきりと見えるほどの清流です。夏の川遊びが人気の上野村ですが、冬にも楽しめるスポットがたくさん。今回は、ほぺたんと一緒に冬の神流川沿いを巡ってみましょう!
冬の神流川
最初に訪れたのは、川和自然公園にある「不二洞」。全長2.2キロにおよぶ関東最大級の鍾乳洞で、そのうち約600mを見学できます。洞内は年間を通して約10度と安定し、冬は外よりも暖かです。プロジェクションマッピングで彩られる入口トンネルを抜けると、そこは神秘的な地底世界。高さ3mを超える大石柱や滝が流れるような造形の鍾乳石など、何億年もの時をかけて自然がつくりだした奇観が広がります。七度なでると願いが叶うと伝わる石柱「閻魔の金剛杖」は、たくさんの人になでられて表面がツルツルです。
ほぺたん、不二洞へ!
洞窟を出たほぺたんは、神流川をさかのぼって源流域へ。目指すは「中止の滝」とよばれる滝です。この不思議な名前は、明治時代に地勢調査に訪れた役人が、高さ約35mから断崖を一直線に落下する滝を前に、思わず「作業中止じゃ」と言って見惚れたことに由来するそう。厳冬期には滝が凍りついて見事な「氷瀑」へと姿を変え、滝壺から青白く輝く氷の壁を見上げることができます。
体が冷えたら、目の前を神流川が流れる「浜平温泉しおじの湯」で温まりましょう。美肌成分のメタケイ酸が豊富な湯は、肌がしっとり潤うと評判です。山の空気が気持ちいい露天風呂で、ほぺたんはほっこり。
しおじの湯 露天風呂
旅の締めくくりに向かうのは「上野スカイブリッジ」。神流川の支流に架かる全長225m、高さ90mの歩行者専用の巨大吊り橋で、橋上からは深い谷や山々、大きな空を一望できます。冬は90万球のLEDが灯り、夜の谷間に輝く橋が現れます。橋を渡れば光のトンネルに包まれる天空散歩を体験でき、晴れた日は満天の星空とイルミネーションの共演も楽しめます。
しおじの湯には神流川を望む広々とした食事処があります。ランチにいただいたのは「いのぶたカツ定食」。上野村名物のいのぶた肉(猪と豚の交配種)は、赤身の旨みと脂の甘みが口中にジュワッと広がる逸品です。村内では他にも約10店でいのぶた料理を味わえ、鍋や焼肉など、いろいろ試したくなります。

お食事処「しおじや」(浜平温泉しおじの湯)
住所…上野村楢原3487-2
TEL…0274-59-3955
定休日…火曜(祝祭日の場合は翌日)・冬期不定休
営業時間…
12月~2月 11時~14時 15時~17時30分
30分前にラストオーダー