るっく&WALK

NO.165 邑楽町(2016年1月号)

邑楽町に飛来する白鳥の写真
翼くんと未来ちゃん(邑楽町のロゴマーク)

邑楽町の冬の風物詩

群馬県の東南部に位置する邑楽町。多彩な魅力にあふれる邑楽町を、ほぺたんが訪ねました。

まず向かったのは、町の西北部にある「石打こぶ観音」です。その名前は、子生を授ける、瘤が取れるという2つの説話に由来。子宝、安産、子育て、不要なものを瘤として取り除くなど、さまざまなご利益があるといわれています。1年を通して大勢の人が訪れ、特にお正月は一段と賑わいを見せます。

また、冬の訪れとともに毎年邑楽町にやって来る白鳥も、この時期の風物詩のひとつ。白鳥が何千キロメートルも離れたシベリアから邑楽町と館林市にまたがる多々良沼に初めて飛来したのは、1978年12月のことです。1992年から多々良沼の西側にある「ガバ沼」にも姿を見せるようになりました。それからガバ沼には白鳥の群れが毎年11月下旬にやって来て、翌年の3月に帰っていきます。数がもっとも多くなるのは、1月下旬から2月上旬。毎年1月の最終日曜日に「白鳥まつり」がガバ沼で開かれます。

石打こぶ観音で初詣するほぺたん

石打こぶ観音で初詣

どこから飛んできたのかな?
邑楽町で冬を越す白鳥の写真

邑楽町で冬を越す白鳥

未来MiRAiの写真

360°の眺望が広がる「未来MiRAi」

ガバ沼や近隣の湖沼を転々と移動する白鳥たち。町のほぼ中央部、「おうら中央公園」内にある「やすらぎの池」などでも、水面を優雅に泳ぐ白鳥の姿が見られます。町のシンボルタワー「未来MiRAi」から、水場を行きかう白鳥たちを探してみませんか。高さ約40メートルの展望室は見晴らし抜群です。晴れた日には、上毛三山をはじめ、富士山、東京スカイツリーまで眺めることができます。

展望室からの眺望を楽しんだあとは、おとなりの「あいあいセンター」でおいしいおみやげを探しましょう。店内には、新鮮な野菜のほか、手づくりのお惣菜やお菓子が並びます。邑楽町産の食材を使った赤飯や、地元で人気の塩のりもち、ニガウリの佃煮など、ここでしか買えない商品がたくさん。また、おいしいそばやうどんをいただくこともできます。冬季限定メニューのけんちんそばは、具だくさんで栄養満点。心も体もあたたまるおふくろの味をぜひご賞味ください。

地元の新鮮な野菜の写真

地元の新鮮な野菜を販売

手づくりお菓子の写真

大人気の手づくりお菓子

けんちんそばの写真

けんちんそば

まち歩き情報

周辺地図

石打こぶ観音

住所…邑楽郡邑楽町石打237-1
0276-88-1728

ガバ沼

住所…邑楽郡邑楽町鶉新田
時期…白鳥の数が多くなるのは1月下旬~2月上旬

シンボルタワー 未来MiRAi

住所…邑楽郡邑楽町中野2639
開館時間…10時~16時(4~9月は18時まで)
休館日…月曜、火曜(祝日を除く)
年末年始(元旦は午前中開館)
展望料金…小学生以上100円 未就学児(保護者同伴)無料
0276-88-8686

あいあいセンター

住所…邑楽郡邑楽町中野2644
営業時間…【野菜等直売】水曜:10時半~16時半
土日:9時~15時
【 そば食堂 】土日:9時~15時
0276-89-1456

編集だより

古くから粉食文化で栄えた邑楽町。町内の取材中、そば屋さんの看板をたくさん見かけました。それぞれのお店は味を競い合い、こだわり抜いた自慢のそばを提供しています。食べ比べてお気に入りの一杯を探してみるのも楽しそうですね。

  • 掲載した店舗・施設は、定休日以外に臨時休業となる場合もあるので、ご了承ください。
  • 一部取材先より画像をお借りしています。

■次回は上毛かるた「わ」の札をご紹介します。