ごあいさつ

代表理事 理事長 大貫晴雄の写真

組合員の皆さまには、日頃よりコープぐんまの店舗、宅配、共済、福祉、サービス、電気小売事業等をご利用いただき誠にありがとうございます。また、組合員活動や募金の取り組みなどにも多くの皆様にご参加・ご協力いただいていることに対して心から感謝申し上げます。

ロシアによるウクライナ侵攻は1年以上経過した現在でも停戦交渉を開始する兆しさえ見えないなど、悪化する世界情勢の中で物価の高騰が止まらず、食品等の価格上昇の品目が増え続け、電気・ガスも価格上昇が続いています。大手企業を中心に賃金アップもされていますが中小企業では、仕入れ価格が販売価格に転嫁出来ないなど多くの企業では経営も厳しく、物価の上昇に賃金が追いつかない状況の中、可処分所得の減少によりわたしたちの家計は圧迫されています。こうした中、コープぐんまでは継続して組合員の暮らしに寄り添った事業を展開することが求められています。

厳しい社会情勢の中、生活が苦しい状態にある家庭のお子さんが将来への夢をあきらめることなく社会に出られるよう、多くの組合員サポーターの協力により奨学金制度を設立し、生活がより困難な状況にある「ひとり親」家庭のお子さんの高校生活を助け合いの力で支える取り組みを2023年度に開始します。フードドライブ、未来つながり助成の取り組みなど助け合いの組織として組合員の皆様と協力して様々な団体への支援を今後も継続したいと考えています。

また昨年度は群馬県内25の自治体に訪問させていただき、意見交換する中で協定締結も進みました。現在、災害時協定は群馬県と全市町村と締結、見守り協定は群馬県と10市15町8村との締結となりました。見守り活動では2022年度は13件の見守り事例に対応いたしました。一人暮らしの世帯が増えている現状で異変を察知して家族や関係機関へ連携する活動は安心して暮らせる地域づくりのひとつとしてコープぐんまの大切な役割であると思います。

コープぐんまは食の安全・安心、環境、子育て・食育、地域社会とくらし、平和・ユニセフ、参加と交流などの取り組みを行い、地域の人々とともに手を取り合って持続可能な社会を目指しています。これからも行政、他団体、連合会と協力しあいながらより良い社会の実現に貢献していきます。組合員とのつながりを大切に、生協と地域と力を寄せ合って事業と活動をすすめて行きたいと考えています。
この総代会がそんな想いを共有できる場になることを願っています。どうぞよろしくお願いいたします。

代表理事 理事長 大貫晴雄