素材が天然ゴムの場合、時間の経過とともに破れや色あせといった劣化が進みます。紫外線に触れたり、薬品・汚れなどが付着すると劣化が早まるため、使用後の手袋は汚れをよく落とし乾燥させてから、屋内で保管することをおすすめします。未使用品や屋内で保管した場合でも徐々に劣化が進むため、長期間保管しないようにしましょう。
品質保持剤(脱酸素剤)の主成分は鉄粉です。商品と一緒に包装することで、袋の中の酸素濃度を低下させ、カビの発生や酸化などの品質劣化を防ぐ効果があります。袋を開封すると酸素に触れて発熱するのは使い捨てカイロと同じ仕組みです。脱酸素剤の発熱はすぐ終わりますので、自治体の区分に従って処分してください。
内面にフッ素樹脂加工コーティングを施したフライパンは、軽くて食材がくっつきにくい特長があり、中火以下の火力での使用が前提の商品です。ご使用とともに劣化しますが、その劣化具合はご使用状況により幅があります。 コーティングを長持ちさせるためには、使う際予熱のしすぎに注意し、薄く油をひいて中火以下の火力でご使用ください。また、調理物の成分もフッ素樹脂加工の劣化や剥がれの原因になるため、調理後は早めに他の容器に移してください。
品質保持剤は、食品の劣化を遅らせるため、いろいろな食品に使われています。よく目にする2つを紹介します。どちらも、包装を開けた後は効果がなくなります。小さなお子さんが誤って食べないように、ご注意ください。
(1)エタノール製剤...主にパンやマドレーヌなどに使用され、アルコールの一種であるエタノールを拡散させることで、しっとりとした食感を保ちながら、カビの発生を防ぎます。
(2)脱酸素剤...主に切り餅、せんべいなどに使用され、酸素を吸収することで、酸化やカビの発生を防ぎます。
水道水に含まれている微量のカルシウムやケイ素などのミネラルが、ステンレス表面に付着すると虹色のシミが現れます。そのまま使用しても体への害はありませんのでご安心ください。気になる場合には、水と食用酢を入れ弱火で数分間煮込むと消えます。
ポリエチレンの耐熱温度は125度です。そのため高温の熱が紙箱を伝わった場合、中身の袋が溶けることがあります。
オーブン機能使用中の電子レンジやコンロ、炊飯器など高温になりやすい調理器具や、高温になる家電の近くに本品を置いた場合にも、袋が溶けることがありますので置き場所にご注意ください。
無香料とは、「においがしない(無臭)」ということではなく、においを楽しんでもらうための香料を配合していないという意味です。化粧品に配合している原料はそれぞれ特有のにおいがありますので、ご理解ください。
素材がペットボトルと同じ場合でも、洗剤や化粧品、食用油やソースなどのボトルは、内容物や臭いを完全に除去するのがむずかしく、混入するとリサイクルの妨げとなることから回収していません。ペットボトルとして回収できないボトルには「プラ」のマークがついていますので、分別する際の基準にしてください。
ティシュペーパーを拡大したもの
ティシュペーパーやトイレットペーパーなどの紙製品は繊維の集合体で、小さな穴がたくさんあいています。その穴に、空気中のにおい成分が入り込み、「におい移り」が発生することがあります。紙製品の外袋は密封性が低いため、未開封でもにおいが移る場合があります。洗剤、柔軟剤、防虫剤、芳香剤などにおいの強いものの近くでの保管は避けましょう。
ダブルのトイレットペーパーは、使用中に絵柄のある上側の紙だけめくれてしまった場合などに、ミシン目(切り取り線)がずれ、絵柄のある面が下側になることがあります。上側を1周分めくると元の状態に戻ります。
柄をプリントしたトイレットロールの製造工程では、柄と無地の2枚を重ねて巻きますので、製造途中にはプリント面が下側になることはありません。たまたま、柄のある1枚目だけが後ろにめくれてしまった、あるいは、ちょうど一周分のプリント面だけがミシン目から切れてしまったことから、無地の紙が表にきてしまったものと思われます。プリント面を手で押さえ、無地の面をはがすように一周巻き取ると、元に戻ります。
ただし、開封時から無地が上側になっていた場合、パック詰めまでの間にプリント面一周分がコンベア上で剥がれてしまったなどの可能性が考えられますので、気になる場合には担当者にお申し付けください。
蛍光剤とは、太陽の紫外線を吸収して、青白い光を発する染料の一種で、繊維に付着して生地自体の黄色味を打ち消し、白さを際立たせる働きがありますが、洗浄力を高めるものではありません。コープマークの洗剤は、全て衣類の色合いをそのままに洗い上げる、蛍光剤(蛍光増白剤)無配合の洗剤です。
衣類に付着した日焼け止めクリームの成分と、ブリーチの塩素系漂白成分を合わせると、ピンクやオレンジ色に変色してしまうことがあります。日焼け止めクリームが付着した可能性のある衣類を洗濯するときはご注意ください。そのような衣類を洗濯する場合には、衣料用洗剤で洗ってから、ブリーチを使用してください。大切な衣類を洗う前には、洗剤やブリーチ裏面の注意事項をお読みください。