2017年2月 8日
2016年8月に日本列島に接近・上陸した台風等に伴う大雨により、北海道・岩手県を中心に家屋倒壊や農地浸水など、甚大な被害が広がりました。被災された方々を支援するため実施した募金に多くの組合員の皆さまからご協力いただき、コープネットグループの合計で2,044万5,455円をお寄せいただきました。温かいご協力、誠にありがとうございました。
お預かりした募金は、被災された方々への義援金・支援金として、北海道生協連および岩手県生協連を通じて約1,804万円をお送りしたほか、被災された7つの産直産地への支援金として合計240万円をお送りしました。
2017年1月25日~27日、コープネット事業連合の赤松光理事長が北海道の産直産地を、小林新治副理事長が岩手県の産直産地を訪問し、組合員から寄せられた募金の目録と応援メッセージをお届けしました。
被災した産直産地では、"土作り"が課題となっています。施設は建て直したり、修理すれば元通りになりますが、流された農地の土だけは、簡単に元通りにはなりません。産地における対策はそれぞれですが、本来の地力に戻るまで数年かかりそうです。
産地まで来てくれたこと、そしてお渡しした募金目録と応援メッセージに、大変喜んでいただきました。人と人とのつながりを大切にしている「コープの里 産直」だからこそ、通じ合うことができます。産直産地の生産者の皆さんに、おいしく食べて、応援していくことをお約束してきました。
畑ごと流された生産者の被害は甚大です。高台から土を運び、たい肥をまぜて農地に入れていますが、土作りには時間がかかります。農地としての本来の機能に戻るのは、いつになるかわかりません。
生協の組合員さんに支えていただき、心から感謝いたします。これからも富良野の農産物をたくさん作りますので、ぜひご賞味ください。
左からJAふらの東藤部長、菊池常務、川上専務、コープネット赤松理事長
これまで20mmの雨でよく降ったなと思うくらいでしたが、今は90mmを超える雨がよく降るようになりました。これは温暖化の影響だと思います
生協さんはストーリーを大切にしてくれます。そして、生産者の苦労やこだわりを理解してくれるからうれしいですね。本当に心温かいご支援ありがとうございます。これからも一生懸命に安全・安心の農産物をつくりますので、よろしくお願いします。
左から JAびえい浦島専務、熊谷組合長、コープネット赤松理事長
台風に加え、天候不順の影響もあって収量不足に悩まされました。近隣では美瑛川の氾濫で畑が冠水し、全滅したところもあります。また、住宅まで冠水したところもあり、相当な被害がありました。
このように支援金とメッセージをいただきまして、ありがとうございます。一生懸命がんばって、おいしいじゃがいもをお届けしますので、これからもよろしくお願いします。
丘のまち馬鈴薯出荷組合の太田様(左)とコープネット赤松理事長(右)
台風被害で農地を流されましたが、何とか約束した数量をお届けしたいと思い、グループのメンバー全員で収穫から出荷まで真剣に考えて取り組んできました。
土が流された農地は、さらに耕すことで回復させたいと思っています。今年は昨年のようなことが無いように祈りながら、おいしいじゃがいもをお届けしたいと思います。
道央馬鈴薯出荷グループの外山会長(中央上)と皆さん、コープネット赤松理事長(右上)
十勝地区では、流された土が十勝川の下流に溜まっているので、ダンプカー3,500台が結集してその土を畑に戻しています。しかし、いい畑に戻るまでは数年かかると思います。
心温まるご支援に感謝しています。健康に良い野菜を作るために あらためて気を引き締めてがんばりますので、今後ともよろしくお願いします。
左から、和田農園の和田部長、和田社長、コープネット赤松理事長
北海道に台風が3本も来るとは...温暖化の影響かもしれません。 旭川、富良野、帯広の畑作地帯がやられました。そして、追い討ちをかけるように通年より雪が早く降り積もり、収穫できなかった作物もあります。秋にやる作業ができていないこと、輪作体系がくずれていくことなど心配なことは多々ありますが、北海道は広いので全体としては問題ありません。
このように激励していただくとうれしくなります。また、温かいご支援が力になります。これからも安全で安心な農産物をお届けしますので、よろしくお願いします。
ホクレンの箱石常務(左)とコープネット赤松理事長(右)。ホクレンは北海道のJA関連の窓口として訪問しました
東日本大震災から復興が進んでいたところに、またか...という思いです。未曾有の大雨で、流木が橋にひっかかり、あちらこちらで川が氾濫しました。復旧は進んでいますが、岩泉町だけはどこから手をつけたらよいかわからない状態です。農地に土砂が流入したり、水没したり、農業用水のパイプラインが壊れていたりと、かなり厳しい状況ですが、岩手の生産者は忍耐強いので、着実に一歩一歩進んでいきます。
生協の組合員さんに、まごころをいただきました。早速、生産者の皆さんに報告させていただきます。
全農岩手県本部の藤尾会長(左)とコープネット小林副理事長(右)。全農岩手県本部は岩手県のJA関連の窓口として訪問しました