コープぐんまの組合員広報誌「ほっと」2024年11月号

コープぐんまの組合員広報誌「ほっと」をご紹介します。生活協同組合コープぐんま


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エピソード49心の支えになる出会いコープデリグループの組合員数は約540万人。組合員の皆さんの数だけ、物語がある。その物語を毎月一つお届けしていきます。描いているのは皆さんのくらしとコープデリの接点。あなたの物語はどんな物語ですか。70代のKさんは、「み※らいひろば勝どき」で若い仲間と出会い、充実した日々を送っている。「最近のお母さんはすごい。ママチャリでさっそうとお子さんを迎えに行って、買い物をしてごはんを作って、世の中にも広く目を向けて、自分の好きなこともして。私が若い頃はそんなバイタリティはなかったので、ただただ尊敬です」6年ほど前から通っている東京・四谷の太極拳グループがコープと関わりがあり、四谷で開催しているみらいひろばを紹介された。そして引っ越しを機に、昨年から東京都中央区の「みらいひろば勝どき」に参加するようになった。「勝どきの皆さんはお若いんですよ。3若い方のお話を聞けるのが本当にうれしくて。今の時代のことを教えてもらえて、新鮮です」0代くらいかしら。0~4家族の事情で都心に引っ越すことになったが、転居先の周辺はオフィス街で、「人が住むようなところじゃない」となじめずにいた。でもみらいひろばでの出会いで、「このまちにも普通の人々が暮らしている。人の営みがあるんだ」と実感できた。初めて参加した日、「この辺りは高層ビルばかりで、普段の買い物ができるお店がない」とこぼしたら、「八百屋さんもお肉屋さんもありますよ」と一人の女性illustration:MaikoDakeが帰りがけに店まで案内してくれた。徒歩のKさんに合わせて自転車を押して歩き、携帯電話の番号も教えてくれた。「困ったらいつでも連絡してくださいね」という一言が、慣れない土地で孤独を感じていたKさんの胸に温かく広がった。………§………アメリカで暮らす娘さんに話すと、「そんなに親切にしていただいたならお礼にこれを差し上げて」と、娘さんが帰国の際にエコバッグを持ってきて、それを後日女性にプレゼントした。年に1~2回しか会えない高齢の母親を心配する娘さんにとって、その方の親切はKさん本人と同じくらいうれしく、ありがたかったに違いない。みらいひろばのメンバーが最初から親切にしてくれた大きな理由は、コープが関わっているからではないかとKさんは考えている。「若い方が年寄りを受け入れるのは難しいと思うんですよ。何をするにしてもスピードが違うでしょ。調べものもパパッと検索して、あっという間に見つけて教えてくれますし。そんな皆さんが初対面の私に親切にしてくれたのは、たぶんお互いにコープを利用する者同士、信頼感があったからじゃないかと思います」………§………夫の転勤で海外を含め10回以上の転居を経験してきたKさんは、一から人間関係を築くことには慣れているほうだ。ボランティア活動にも熱心で、以前住んでいた名古屋では視覚障害者のための音声訳を10年以上続けた。でも、年を取ると新たに友達を作るのは簡単ではない。子どもがいないと学校のつながりがないし、ボランティアという歳でもなくなった。でもみらいひろばでは、行くたびに気楽なおしゃべりを楽しんでいる。区から健康診断の案内が来て、どの病院に行くべきか迷ったときも、「ここがいいよ」と教えてもらえた。「お友達ができるのはありがたいこと。やっぱり、つながりを持っていたいですから」。困ったときに相談に乗ってくれる人がいる。自分のことを気遣ってくれる人がいる。その安心感と喜びが、Kさんを支えている。※みらいひろばはコープみらいが開催している、組合員・地域の方が誰でも参加できる集いの場。地域により名称や参加方法は異なります過去の物語もこちらから読めますあなたのエピソードをお寄せください。コープ職員との心に残る出来事を随時募集しています。氏名・電話番号・組合員コードを記入し、郵便(〒336-8526埼玉県さいたま市南区根岸1-4-13コープデリ連合会コミュニケーション推進部宛)か、左記のWeb応募フォームよりお送りください。♦実際にあったコープに関わる人と人との交流を取材し、読み物の形にまとめています。登場する人物の名前は仮名の場合があります。イラストはイメージです。07


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