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コープデリグループは持続可能な生産と消費に向けて、日本の米づくりを応援していますおすすめ!コープの商品国産米の米粉揚げ物に、ホワイトソースやケーキに小麦粉の代わりに幅広く使えて便利!吸油が少なく、ダマにならない米粉最近よく見かけるようになった「米粉」。でも、いまひとつ用途が分からない人も多いのではないでしょうか。今回は埼玉県鴻巣市にある米粉製造の工場を訪問。「米粉の良さをもっと広めたい」と話す皆さんに、おすすめの使い方などを聞きました。精米国産米の米粉ができるまで原料となる玄米は、2022年に増設した精米工場のサイロ(写真A)で貯蔵されています。まずは比重選別で細かい石などを取り除き、精米機に投入。ぬかを取って白米にします。次に米と米をこすり合わせて表面に残るぬかをさらに取り除き、無洗米のような状態に。その後、黒っぽい色の米や異物を取り除く色彩選別などの工程を経て、精米された米を配管を通し製粉工場へ移します(B)。AB02抜群に使い勝手がいい0よしのけい野慶日本の米の消費量は減り続け、この5年あまりで半分以下に減っています。こうした中、米農家を少しでも応援したいと生まれたのが「CO・OP国産米の米粉」。最近の小麦粉の品薄と高騰からも米粉を使った商品が広がっており、この商品を製造しているみたけ食品工業株式会社でも米粉の生産量が増えています。原料には埼玉県産のうるち米のみを使用。営業担当の吉さんは「小麦粉に比べ吸油が抑えられるので、揚げ物の衣におすすめです」と話します。「私たちが調べたところ、吸油率は小麦粉の3分の1程度。余計な油を吸わないのであっさりしていて、冷めてもベタっとなりません。表面のカラッとした食感を保つので、お弁当に入れるのもいいでしょう。ダマにならないのでお菓子作りにも適しています」こうした米粉の使い勝手の良さは、米にグルテンが含まれないから。「小麦粉にはグルテンが含まれ少しもったりするのに比べ、米粉はサラッとしています。だから衣が薄付きになってカラッと揚がります」と話すのは、営業部長の横弘さん。山康よこやまやすひろ「ホワイトソースも米粉で作ればダマにならず、シチューに使われる方もいらっしゃいます。食器へのこびりつきも少ないので洗いものがラクだという声も聞きますね」