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く育ち、足腰が強く、上田さんによると「母子の愛情が強く子育てが上手」と放牧に適した品種。日本短角種のお肉はサシは少ないですが、味わい深い赤身が特徴です。かめばかむほど、濃いお肉の味が口の中に広がります。牧草だけでもよく育つ日本短角種ですが、北十勝ファームでは穀物も与え、よりおいしいお肉を目指しています。近隣の耕作放棄地を借り、自ら農地を耕してエサとなる作物を育てることで、地元十勝産とあわせ9高水準の自給率を達成。輸送距離が短く、トータルで排出するCO²が少なくなる、エコな畜産業を実践しています。0%以上が国産と、有機牛のエサとなる有機JAS認証取得トウモロコシ。総面積11haで、牛の管理と併行して育てている未来のことを考えた有機牛をぜひ味わってください環境のこと、生産者のこと、牛のこと、さまざまな面で未来のことを考えた「産直はなゆき農場有機牛」が、2023年春、初めて出荷されました。「正直、牛飼いとしてはまだまだ。でも3年後、5年後に組合員の皆さんに『有機の牛はおいしいね、そして環境に配慮した安全な牛肉だね』と言ってもらえるように、細く長く、買い続けて応援してもらいたいです」と上田さん。有機牛の取り組みはまだまだ始まったばかり。コープデリはこれからも、食の未来を考え、生産者への支援を続けます。見てね!Webでも「産直はなゆき農場有機牛」をご紹介!コープデリグループサステナビリティサイト商品に携わる人と想いを伝える「ヒトとコトと」今後の取り扱い予定宅配の商品カタログ『VieNature』で11月4回、1月3回、2月2回、3月2回に取り扱う予定です。※企画回によって、掲載する部位は異なります。『VieNature』2023年3月2回号コープデリグループは、事業と活動を通して「SエスディージーズDGs(持続可能な開発目標)」の達成を目指しています。海辺の広々とした農場では、牛が牧草を食べ、歩き回りながら糞(ふん)をすることで土を耕す循環型生産を行っている。有機土壌は地力がありスポンジのような弾力感がある放牧に適し、赤身の味わいが深い「日本短角種」北十勝ファームで飼育しているのは「日本短角種」という和牛。“和牛”と言うと黒毛和牛を思い浮かべますが、黒毛和牛はサシと呼ばれる脂が入っていることが価値とされ、輸入穀物中心のエサを与えあまり運動させずに育てます。一方、日本短角種は牧草だけでもよ07