コープぐんまの広報誌「ほっと」11月号

コープぐんまの組合員広報誌「ほっと」をご紹介します。生活協同組合コープぐんま


>> P.12

赤岩渡船場水上の県道「赤岩渡船」よくど上毛カルタに「つる舞う形」と詠まれる群馬県の、鶴の首に位置する千代田町。悠々と流れる利根川のほとりにある、のどかな田園地帯です。川がもたらす沃土のおかげで良質な米麦が育ち、レガッタやウインドサーフィンなどの水上スポーツも盛ん。川辺の暮らしが息づくこの町には、江戸時代、江戸や房総、そして対岸の武州(現在の埼玉県)を結ぶ利根川水運の拠点として栄えた歴史があります。当時、川には荷の積み下ろしをする河岸や渡船場が連なり、大量の米や塩を積んだ高瀬船とよばれる大型船が何十艘と並んでいたといいます。河岸には蔵や問屋、船乗りや商人のための宿や茶屋も並び、活気にあふれていました。明治時代には富岡製糸場の生糸を横浜へ運ぶ水上ルートの役割も果たします。その後、鉄道や自動車の普及で水運は徐々に衰退しましたが、今なお現役なのが「赤岩渡船」です。群馬県千代田町赤岩と埼玉県熊谷市葛和田を結び、県道・熊谷館林線の一部として運航されるこの渡し舟は、利根川で橋を持たない唯一の県道として機能。年間1万人以上に利用されています。歴史ある「渡し」を、ほぺたんも体験!対岸まで400m、約5分間の船旅の始まりです。現代の赤岩渡船船が岸から離れると、目の前に海のように広い川と大空のパノラマが広がります。「冬の空気が澄んだ日は、富士山や秩父、日光の山並みまで一望できますよ」と船頭さん。心地よい川風に、ほぺたんは思わず目を細めます。着いた先は熊谷市「葛和田の渡し」。こ0分、ほぺたんは「荻野こから歩くこと約2吟子記念館」へ。日本初の女性医師となった吟子の生家跡に立つこの記念館は、医療と女性解放に尽くしたその生涯を伝え、訪れる人に勇気を与えてくれます。帰りは、岸にある黄色い旗をあげて対往時の赤岩渡船ほぺたん、荻野吟子記念館へ!岸の船をよびます。千代田町へ戻ったら、渡船場近くの「光恩寺」にも立ち寄りましょう。吟子の生家から移築した長屋門があり、「この門をくぐると合格のご利益がある」と受験生に人気のスポットです。小さな船旅のあとは、光恩寺近くの自家焙煎コーヒー店で一休み。バリスタ・焙煎士が淹れる一杯を求めて、地元はもちろん、週末には遠方からも客が訪れる町の人気スポットです。コーヒー好きの方には、産地による風味の違いを飲み比べられるテイスティングセットがおすすめ。HIRAKUCOFFEE住所…邑楽郡千代田町赤岩1041営業時間…11:00~19:00(LO18:30)10:00~18:00(LOなし)定休日…火曜駐車場…店舗裏(2台)または店舗そばの光恩寺駐車場※来店の際、左右の民家の敷地を通らず道路からお入りください15283利根川385983福川※次月の「るっく&WALK」はお休みです※掲載した店舗・施設は、定休日以外に臨時休業となる場合もあるので、ご了承ください。※一部取材先より画像をお借りしています。in千代田町広報誌ほっと2025年11月号(vol.310)発行日/2025年10月27日発行者/生活協同組合コープぐんま理事長大貫晴雄編集/コープぐんま総合企画室〒376-8523桐生市相生町1-111TEL.0277(52)9618ホームページ/https://gunma.coopnet.or.jp/ⓒ生活協同組合コープぐんま2025宅配では、お届けしている全てのカタログを回収し、リサイクルしています。ご不要の場合は、担当者に渡すか配達器材に入れてお戻しください。


<< | < | >>