>> P.12
草木湖の湖畔に建つ富弘美術館花の詩画に癒される「富弘美術館」渡良瀬川上流の山あいに、全国からたくさんの人が訪れる場所があります。口に筆をくわえて、みずみずしい草花の水彩画や心に響く詩を描いた、星野富弘さんの作品を紹介する美術館です。富弘さんは昭和21年、勢多郡東村(現みどり市東町)に生まれました。山や川を遊び場にわんぱくに育ち、青春時代は器械体操と山登りに熱中。群馬大学卒業後は体育教師になりました。人生が一変したのは2歳のとき。部活動の指導中に首の骨を折る大怪我をし、首から下の運動機能を失ったのです。4絶望の中にいた富弘さんですが、たくさん届く励ましの手紙に返事を書きたいという思いから、口に筆をとります。文字を書けるようになると、次はお見舞いの花を描くようになり、やがて花の絵にそのときの思いをつづった詩を添えるようにーー。命と精一杯に向き合いながら描いた「花の詩画」は、大きな反響をよびます。富弘さんは詩画作家として歩み始め、その生き方や作品を展示室inみどり市通して、多くの人を勇気づけました。令和6年春、富弘8歳で亡くなさんは7りましたが、ふるさとにあるこの美術館ではいつでも、富弘さんを育んだ自然や直筆の詩画が訪れる人を迎え、生きる喜びを与えてくれます。「富弘さんの詩画は、見る人の心をありのままに受けとめてくれる優しさがあり、どんなときも〝大丈夫だよ〞と語りかけてくれるかのようです。富弘さんに会いに行く。そんな気持ちで訪れていただけたら」(学芸員・相崎さん)。星野富弘さんの作品「小さな実」美術館は草木湖と足尾山地の山々に抱かれるように建ち、眺望の良いカフェやテラスで、作品の余韻にひたるのもおすすめです。3美術館の後にほぺたんが訪れたのは、「旧花輪小学校記念館」。明治6年に旧勢多郡東村に開校し、平成1年に閉校した花輪小学校の旧校舎を保存・公開しています。木造2階建の校舎は昭和6年の完成時の姿をほぼそのままに残し、ノスタルジックな世界に、卒業生でなくても懐かしい気持ちになります。ほぺたん、旧花輪小学校記念館へ!詩画作家・星野富弘さん※掲載した店舗・施設は、定休日以外に臨時休業となる場合もあるので、ご了承ください。※一部取材先より画像をお借りしています。取材中、渡良瀬川と山に囲まれた絶好のロケーションで、手ぶらで楽しめるBBQスポットを発見!気持ちの良いテラス席や芝生広場、開放感あふれる屋内席もあります。「冬のBBQもまた楽しいので、ぜひ遊びにいらしてくださいね」(スタッフさん)。わたらせ渓谷鐵道草木ドライブイン122小中駅神戸駅中野駅花輪駅川瀬良渡33425770水沼駅スミテラスBBQ水沼住所…黒保根町八木原宮原579-1「サウナの森水沼ヴィレッジ」内営業時間…11:00~21:00(LO20:00)定休日…無休TEL…0277-46-6557広報誌ほっと2025年1月号(vol.300)発行日/2024年12月23日発行者/生活協同組合コープぐんま理事長大貫晴雄編集/コープぐんま総合企画室〒376-8523桐生市相生町1-111TEL.0277(52)9618ホームページ/https://gunma.coopnet.or.jp/ⓒ生活協同組合コープぐんま2025宅配では、お届けしている全てのカタログを回収し、リサイクルしています。ご不要の場合は、担当者に渡すか配達器材に入れてお戻しください。