コープぐんまの組合員広報誌「ほっと」2024年12月号

コープぐんまの組合員広報誌「ほっと」をご紹介します。生活協同組合コープぐんま


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コーププラス×SDGs今回の取り組みは、目標12:につながっています。04お米を食べて生産者を応援佐渡トキ応援お米プロジェクト産直新潟佐渡コシヒカリ商品の売り上げの一部を、生きものを育むための環境づくりに役立てる「佐渡トキ応援お米プロジェクト」。トキとの共生を目指し、さまざまな活動に取り組んでいます。もう一度、日本の空にトキを生きものと共生する米づくりきかつて、日本のあちこちで見られたトキ。「朱と鷺色」と呼ばれるピンク色の翼を広げると140㎝にもなる大型の鳥です。しかしその美しい羽根が狙われて乱獲されたり、農薬の使用で田んぼからエサとなるドジョウやカエルが減ったりして、日本の野生のトキは一度絶滅してしまいました。トキの最後の生息地となった新潟県・佐さどがしま渡島では、1999年に中国から贈られたトキの繁殖に成功。2008年には野生復帰にも成功し、今では500羽を超えるトキが佐渡の空を舞っています。トキが野生で暮らしていくためには、エサやねぐらが必要です。トキの野生復帰のため田んぼをエサ場にしようと、佐渡のお米生産者の皆さんは「生きものを育む農法」を始めました。農薬や化学肥料を減らし、生態系を保って、田んぼやその周辺にさまざまな生きものが暮らせるお米づくりです。しかしそれは手作業で雑草を取るなど手間がかかり、収穫量も減る上、費用もかかります。こうした取り組みを進める生産者の皆さんを応援するため、コープデリが2010年に始めたのが「佐渡トキ応援お米プロジェクト」です。田植え春生産者の皆さんと交流していますプロジェクトでは、地元生協のコープデリにいがたを中心に組合員・職員が毎年佐渡を訪問。JA佐渡の生産者や地元の皆さんと交流し、見て・聞いて・体験することで、より多くの方にプロジェクトへの理解が広がることを目指しています。田んぼに異なる品種の苗を植えて絵を描く「田んぼアート」の田植えを行いました


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