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エピソード44一生涯の友コープデリグループの組合員数は約530万人。組合員の皆さんの数だけ、物語がある。その物語を毎月一つお届けしていきます。描いているのは皆さんのくらしとコープデリの接点。あなたの物語はどんな物語ですか。めぐみさんが一生涯の友と思う人と出会えたのはコープの宅配のおかげだった。彼女は栃木県出身、茨城県に引っ0代半ば、5年前、2越してきたのは2夫の司さんと結婚した頃だった。「結婚を機に退職して、専業主婦になりました。アパート暮らしで、夫が会社に行ってしまったら、友達もいなくて1人きり。節約が趣味で、いろいろなスーパーへ行ってここが安いなとかチェックしていました。今思えば、寂しかったのかも」ある日、コープの配達担当だという女性が訪ねてきてこう言った。「隣のアパートに住むお2人のところに毎週配達に来ています。あと1人グループにいらっしゃると配達手数料が無料になるんです。よろしかったらコープの宅配をお試ししてみませんか?」めぐみさんは、コープのトラックをよく見かけていた。“コープって、どんなだろう?”と気になっていた。トラックの周りで主婦がワイワイ話しているのを見て“私もご近所づきあいしたいな”と思っていた。「試してみることにして隣のアパートの奥さんたちと知り合ったんです。そのうちの1人が陽子ちゃんでした」めぐみさんは、コープの商品に質の良さを感じた。2人に「こillustration:MaikoDake※れはこう調理するとおいしい」と、すすめられて好きになった商品もあった。金曜日の午後、コープのトラックが来るのを楽しみに待つ生活が始まった。………§………「仲間に入れてもらって親切にしてもらいました。特に陽子ちゃんとは気が合って。すごく明るい子で人懐っこくてかわいらしくて、よくうちに遊びに来るようになったんです」手芸や帽子などを手作りするのが好きだった陽子さんは、日曜大工でなんでも作ってしまう司さんとも話が合って、アパートへ遊びに来てはいろいろなことを話した。「私の方が年上だから教えることもあったし、陽子ちゃんに教わることもありました。節約の情報交換もしていました」数年後、先に陽子さんが引っ越して、翌年めぐみさんも同じ町内の現在暮らす家に引っ越した。家族が増えていくタイミングだった。陽子さんは現在、千葉県内で暮らしている。同じ時期に子どもを持ち、家も遠くなったが、ずっと大切な友達であることには変わりない。「引っ越してからは頻繁には会えていないのですが、離乳食のことや子育てのこと、なんでも相談しました。子どもを2人産んでママ友もできたけれど、ママ友ってけっこう気遣いが必要なんです。純粋にうれしかった子どもの成長も、そのまま言うと人によっては自慢のように捉えられてしまったり、このことは言っても大丈夫かなとか、考えてしまう。でも陽子ちゃんにはなんでも言えました。うれしいことは共に喜び、悩みには一緒に悩めました。こういう付き合い方が今もできているんです」めぐみさんは家にやって来たコープの職員の名前は覚えていない。けれども彼女のおかげで陽子ちゃんと友達になれたと、声をかけてもらったことに感謝している。「コープの商品で育った娘たちは、もうそれぞれ1人暮らしをしていますが、今でも『ドレッシングはコープのじゃなくちゃいや』とか、『ウインナーはコープのがいい』って言ってます」とめぐみさん。年を取るにつれ出会いの数が減っていく。大人になってできた友達は、なんだか特別だ。出会いが、人生に彩りをもたらす。めぐみさんの人生がそのいい実例である。※……当時のトラックをイメージしています過去の物語もこちらから読めますあなたのエピソードをお寄せください。コープ職員との心に残る出来事を随時募集しています。氏名・電話番号・組合員コードを記入し、郵便(〒336-8526埼玉県さいたま市南区根岸1-4-13コープデリ連合会コミュニケーション推進部宛)か、左記のWeb応募フォームよりお送りください。はみだしほっと香味だれで食べる水餃子と春キャベツがとてもおいしそうなので、香港ギョーザを注文して作ってみたいです。アレンジレシピはうれしいです。(前橋市:とみー)♦実際にあったコープに関わる人と人との交流を取材し、読み物の形にまとめています。登場する人物の名前は仮名の場合があります。イラストはイメージです。07