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鉄道のまちに湧く「碓氷峠の森公園交流館峠の湯」壺風呂がある洋風露天風呂レンガ造りのアーチが美しい建物は、国の重要文化財にも指定される碓氷線の鉄道橋、通称「めがね橋」をイメージしてつくられたものです。自慢は何といっても、露天風呂。「見わたす限り妙義山や霧積山の山並みが広がり、開放感があって気持ちいいですよ」と支配人の大塚さん。陶製の壺風呂で湯を独り占めし、山風に吹かれながらの湯浴みも格別です。湯は、肌をなめらかにする美肌の湯。発汗を抑える効果もあり、爽やかな湯上がり感です。温泉とあわせて、新しい観光地として生まれ変わった碓氷線を体験してみませんか?安中市観光機構が主催する「廃線ウォーク」は、普段は立ち入りできない信越本線新線の廃線跡を、ガイドの案内で歩ける人気のイベント。毎月開催され、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々の鉄道遺産を楽しめるのも魅力です。碓氷線の線路を利用したトロッコ列車も運行し、鉄道テーマパーク「碓氷峠鉄道文化むら」の「ぶんかむら駅」から、峠の湯がある「とうげのゆ駅」まで、急勾配の碓氷線を旅するのもおすすめです。峠の湯横川駅は、安中市の山あいにあるJR信越本線の終着駅。かつてはその先に長野県軽井沢駅へと至る線路が続き、碓氷線とよばれていました。県境には急峻な碓氷峠が立ちはだかり、これを克6のトンネル、1服するため、約1もの橋をつくる大工事が行われ、開通したのは明治26年のことです。急勾配を越えるには列車に補助機関車を連結する必要があり、峠の麓にある横川駅には、その作業を行う機関車の車両基地が置かれ、多くの機関士が働いていました。横川は鉄道関係者でにぎわい、平成9年、長野新幹線(現・北陸新幹線)の開通にともない横川-軽井沢駅間が廃止されるまで、鉄道のまちとして栄えます。0キロの区間に28そんな鉄道の記憶をとどめるまちにも、温泉があります。「碓氷峠の森公園交流館峠の湯」は、1年、廃線後のまち平成1を活性化する目的で開かれた日帰り温泉施設。大浴場「霧積」in安中市トロッコ列車廃線ウォーク※掲載した店舗・施設は、定休日以外に臨時休業となる場合もあるので、ご了承ください。※一部取材先より画像をお借りしています。横川駅のすぐそばに見つけたお店。三世代で切り盛りする、手づくりのわさび漬け屋さんです。原料のワサビは地元の清流で自家栽培し、足りない分は国内産を取り寄せているそう。注文するとその場で、朗らかな奥さんがオリジナルの丸缶に詰めてくれました。黒糖羊羹も人気の逸品です。碓氷湖22418霧積川碓氷川18上信越自動車道わさび屋住所…安中市松井田町横川405営業時間…8:30~17:00定休日…無休。臨時休業ありTEL…027-395-232392横川駅信越本線広報誌ほっと2023年10月号(vol.285)発行日/2023年9月25日発行者/生活協同組合コープぐんま理事長大貫晴雄編集/コープぐんま総合企画室〒376-8523桐生市相生町1-111TEL.0277(52)9618ホームページ/https://gunma.coopnet.or.jp/ⓒ生活協同組合コープぐんま2023宅配では、お届けしている全てのカタログを回収し、リサイクルしています。ご不要の場合は、担当者に渡すか配達器材に入れてお戻しください。