コープぐんまの広報誌「ほっと」6月号

コープぐんまの組合員広報誌「ほっと」をご紹介します。生活協同組合コープぐんま


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エピソード55買い物から学ぶことコープデリグループの組合員数は約540万人。組合員の皆さんの数だけ、物語がある。その物語を毎月一つお届けしていきます。描いているのは皆さんのくらしとコープデリの接点。あなたの物語はどんな物語ですか。illustration:MaikoDake埼玉県で暮らす由実子さん夫妻は、共働きでともに土日が休み。4歳の娘さんを連れて家族で出かける先は、もっぱら週に1度まとめ買いをする自宅近くのコープのお店だ。買い物に行くと、娘さんに1週間分のおやつを選ばせ、幼稚園に持って行くお弁当のおかずやデザートの希望も聞いている。毎週の買い物を、楽しい時間にしてあげたいと考えているからだ。娘さんはコープでの買い物が大好き。店に着くと、入り口に置かれた子ども用の小さな買い物かごを自分で取って、いそいそと売り場に向かう。あまり高価なものは由実子さんが止めるが、基本的には好きなものを選ばせている。親子ともにお気に入りの0種類の野菜を生地に練品は、1り込んだ「CO・OP国産小麦の野菜バー」と、「CO・OP果汁100%ミニカップゼリー」。たくさんの商品の中から自分の好きなものを選べることは、子どもにとって大きな喜びだ。手が届く商品は自分で取ってかごに入れ、レジに並ぶ。利用しているのは上尾市にあるコープみらいコープ二ツ宮店。店内が比較的広く、通路にもゆとりがあるため、娘さんも連れて行きやすい。セルフレジだけのお店や電子決済が増え、店員とのやりとりは減りつつあるが、この店は支払いに精算機を使うものの、レジは有人だ。「店員さんたちが子どもに優しくて、娘のかごの商品を先にスキャンして、テープを貼って手渡してくれます。娘にとっては、そうしたちょっとした気遣いも買い物の楽しみにつながっているのかな。今は子どもが知らない人と関わる機会が少ないから、それくらいの軽いコミュニケーションが取れるだけでも親としてはありがたいです」と由実子さんは話す。………§………小さな子どもを連れているとなかなか警戒心を緩められないが、コープではリラックスして買い物ができる。職員も店内を巡回しており、よく目配りされているという安心感があるからだ。年配の利用者が多いこともあって、雰囲気も穏やか。「かわいいね」「お子さんいくつ?」など笑顔で声をかけてもらえることも多い。電動カートで来店していた人を職員がサポートしているのを見たときは、人がいることのありがたさ、心強さを感じた。「機械だけになってしまったら困る人が出てくるでしょうし、時代が変わっても人との交流はやっぱり大事。コープのようなお店、安全だと感じられるコミュニティの中で、娘が人と関わる機会を増やしていけたらと思います」………§………買い物をしながら教えられることはたくさんある。娘さんは何でも触りたがるが、根気よく教えたことで、今では野菜や果物を直接触ってはいけないと分かっている。「大好きないちごは、夫と一緒にじっくり色を見て選んでいます。最近は売り場で見かける商品名や価格などに興味を持って、数字やひらがなを読めるようになってきました」以前は宅配も活用し、娘さんにコープの離乳食を与えていた由実子さんは、宅配の便利さもよく知っている。一方で、実物を見て商品を選ぶ楽しさなど、店舗の魅力も実感している。かごを置いて「お願いします」、テープを貼ってもらったときに「ありがとう」、そんなささやかな人との触れ合いを、コープという安心できる場所で娘さんが学んでくれることを願っている。※一部店舗のない生協・地域があります過去の物語もこちらから読めますあなたのエピソードをお寄せください。コープ職員との心に残る出来事を随時募集しています。氏名・電話番号・組合員コードを記入し、郵便(〒336-8526埼玉県さいたま市南区根岸1-4-13コープデリ連合会コミュニケーション推進部宛)か、左記のWeb応募フォームよりお送りください。♦実際にあったコープに関わる人と人との交流を取材し、読み物の形にまとめています。登場する人物の名前は仮名の場合があります。イラストはイメージです。07


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