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02新年のごあいさつ生活協同組合コープぐんま理事長大貫晴雄新年あけましておめでとうございます組合員の皆さまには、日頃よりコープぐんまの宅配や店舗・共済・福祉・電気の各事業のご利用、また組合員活動として環境、社会貢献などへの取り組みにご参加・ご協力いただき、心より感謝申し上げます。新型コロナウイルス感染症は2023年5月には感染症法上の位置づけが「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行されました。そうした中、ウィズコロナの日常が定着し、世の中の動きは、ウィズコロナ・アフターコロナに転換してきました。これまで抑制されてきた宿泊・飲食サービス、レジャーなど対面型サービスの需要が高まりインバウンド消費も戻りつつあります。しかし世界的不安が高まる中、社会情勢も厳しくなり、記録的な円安と物価高が進行しました。特にエネルギー価格の高騰、2022年の2万5千点を上回る3万2千点以上の食料品や生活必需品などの価格が高騰し、賃上げが物価上昇に追いつかず可処分所得が低下をする中、コロナ禍で傷ついた人々のくらしをいっそう厳しいものとしています。特に高齢者世帯、ひとり親世帯を中心として生活に苦しむ方も多く、最新の調査における相対的貧7歳未満の子どもで13・困率は、15%と、およそ7人に1人が該当しています。そのような背景を受け、2023年より「奨学金制度」がスタートしました。奨学金応援サポーターからご協力をいただき、第一期奨学生へ給付を行うことができました。これからも一人でも多くのお子さんが家庭の事情により学びを諦めることがないように支援を続けてまいります。この制度はサポーター登録をいただいている組合員の皆さまに支えられて続けることができています。サポーターの皆さまに心より感謝申し上げますとともに継続したサポートをお願い申し上げます。また、2023年は様々なイベントが再開する年となりました。コープぐんまでは初となるイベント「コープぐんまフェスタ」をG0月に開催し、約メッセ群馬にて12︐000人の方にご来場いただきました。ご来場の皆さまはもちろん、職員やお取引先さま、関連団体の皆さまとの交流の機会となりました。またこれまで自粛していた料理教室や学習会なども徐々に再開し、これまで以上に活発な交流が進んでいます。2024年も組合員の皆さまのご意見を大切にし、楽しみながら交流が出来るイベントを開催して、コープぐんまが組合員のくらしに更に貢献出来るよう役職員一同頑張ってまいりたいと思います。現在コープデリ連合会とともに、次の十年に向けた「ビジョン2035」を検討しております。私たちが手を取り合い、一人ひとりが行動を起こすことでより良い未来を選んでいくことができます。コープぐんまも様々な取り組みを通して群馬県にお住まいの皆さまの「食べるしあわせ」と「自分らしいくらし」に貢献できるよう励んでまいります。最後になりましたが、本年も組合員の皆さまにとってより良い穏やかな年になりますよう役職員一同お祈りいたします。本年もよろしくお願い申し上げます。