コープぐんまの組合員広報誌「ほっと」2023年12月号

コープぐんまの組合員広報誌「ほっと」をご紹介します。生活協同組合コープぐんま


>> P.4

コーププラス×SDGs日本の米づくりをささえたいお米育ち豚プロジェクト日本でお米を食べる量が減り、米づくりは危機的な状況です。そこでコープデリが生産者と協力し行っているのが「お米育ち豚プロジェクト」。家畜の餌となるお米を育て、そのお米で豚を育てています。その豚を私たちがおいしく食べることが、食の未来につながります。きっかけは、日本の米づくりへの危機感日本の食卓に欠かせないお米。でも、こ0年あまりでお米の消費量は半分以下にの5減っています。パンや麺類をはじめ、さまざまなメニューが食卓に並ぶようになり、その分お米を食べる量が減ったからです。多くの生産者が米づくりをやめ、田んぼは荒れ地に変わり、後継者を育てて技術を伝えることも難しくなっています。しかしコロナ禍や気候変動、世界情勢が不安定になる中で、国内でほぼ100%をまかなえるお米をつくり続けていくことはとても重要です。米づくりをささえ、減ってゆく田んぼを守りたい、生産者を応援したい。こうした想いで2008年に始まったのが「お米育ち豚プロジェクト」です。コープデリは「未来へつなごう」をスローガンにSDGsの取り組みを進めています。お米育ち豚プロジェクトは「未来へつなごう」の一つです。今回の取り組みは、目標12:につながっています。04輸入の餌を、国産の米に置き換えるお米育ち豚プロジェクトでは、田んぼでお米をつくり続けるために、豚の餌としてお米を使用できないかと考えました。トウモロコシなど家畜の餌の多くは輸入に頼っていて、これを餌用のお米「飼料用米」に置き換えることで、お米の生産を維持でき、田んぼを守れるからです。お米育ち豚は、生まれてから出荷するまでの約6カ月間のうち、出荷前の約2カ月間、輸入の餌の代わりに飼料用米を%以上配合した餌を与えています。餌を輸入から国産に置き換えることで、日本の食料自給力の向上を目指しています。15


<< | < | > | >>